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こちら、異世界トリップ+3Pになります。
神との契約で緑を失ってしまった国。
植物を甦らせる力を持つ〈緑に愛されたもの〉である主人公が、国土を救う為に召喚されー・・・と言ったお話になるんですね。
実は、ストーリーとしては、若干ツッコミ所があるんですけど。
何で言葉が普通に通じてるのとか、いくらなんでも、この人物の正体に気付かないのは不自然じゃ無いかとか。
他にも諸々。
ただ、とにかく主人公達の恋愛部分が良い!
こちら、3Pものなのですが、ガッツリ三角関係なんですよね。
いやもう、複雑に絡み合った恋愛模様が楽し過ぎる!
あと、この双子、めっちゃ想定外ですので。
お前がそう来るか!!と、二人が二人とも予想外の行動をしてくれるんだなぁ・・・。
この二人の絆、やたら腐心を刺激してくれちゃうんですけど。
もう、この二人が結ばれてもいいんじゃない?ってくらい。
あっ、だから3人で結ばれて大団円なのか。
内容ですが、異世界の国、アラバルカの若き王・サディークと、双子の弟で武将のイザイル×〈緑に愛されたもの〉として召喚された樹木医・実による3Pもので異世界トリップファンタジーです。
植物を誰より愛する青年・実が、ある日突然、異世界にトリップした所からお話はスタート。
神との契約により緑を失ってしまった砂漠の国・アラバルカー。
そんな国土に緑を取り戻したいと願う国王・サディークと双子の弟・イザイルに召喚された実が、アラバルカに侵略してくる他国との争いに巻き込まれたりしながら国に平和を取り戻すまでー。
並行して、双子それぞれから熱い想いをぶつけられ、二人同時に惹かれる実が、どの道を選ぶか結論を出すまでー・・・となります
で、まずこちら、設定がかなり詰め込まれてたりします。
緑と引き換えに、国を守る力を得た代々のアラバルカの王。
そんな国土に緑を取り戻すと言われている〈緑に愛されたもの〉。
地下資源を巡り、常に侵略の機会を狙っている近隣諸国。
そして、願いを叶える「アマーラの種」。
これが、3人の恋愛を軸に展開し、実(みのり)は見事、国に緑と平和を取り戻せるのか・・・と言うのが、お話の大筋になるんですね。
えーと、実はここで、ちょっと引っ掛かる部分なんかがありまして。
言葉が通じてる事然り、とある人物の裏切りに全然気付かない事然り、あと、実(みのり)は他国に浚われちゃったりするのですが、ここでの解放自体が不自然だったり・・・。
ついでに、解放する事の条件だったスパイの件はどうなっちゃったの?とか。
他にもなんか、やたらツッコミ所が多いんですよ。
いや、普段こんな事ないから、余計引っ掛かっちゃうんですけど。
と、ちょっと残念な部分はありつつも、とにかく主人公達の恋愛部分がよろしい!!
主人公である実ですが、おっとりと物静か。
しかし、植物の事になると、途端に目を輝かせてみたいな、すごく癒されるタイプなんですね。
で、紳士的で優しいサディークに、大胆不敵なイザイル。
様々なエピソードを通して、互いに惹かれ合ってゆくパートが丁寧に綴られ、凄くキュンキュンさせてくれると言いますか・・・。
王として弱味を見せないよう、常に気を張って生きてきたサディークに、「一人の人間なんだから、僕の前では弱音を吐いて下さい」と言ってくれる実。
実と共に居る事に安らぎを感じ始めるんですね。
また、王として重いものを背負うサディークの助けになる為に、戦いの中に身を置いてきたイザイル。
そんな自分を「優しい人」だと隣で笑ってくれる実に、「おかしなやつだ」と心地好さを覚えるー。
いやもう、それぞれタイプは違えど、二人ともめっちゃ魅力的なんですよね。
また、口説き文句が甘いんですよ~。
「恋の前では、ただの愚かな男だ」とサディークが言えば、「いつでも俺が守ってやる。だから俺ものになれ」とイザイル、みたいな!(≧∀≦)
そんな中、実のふとした言動から、イザイルへの嫉妬心を暴走させて無理矢理抱いてしまうサディーク。
実(みのり)はショックから声を出せなくなってしまいます。
そんな実を真摯に慰め優しく抱き締めるイザイルー。
そこに、近隣諸国の連合軍が攻め入って来てー・・・とお話は進みます。
これ、サディークの方が暴走して実を抱いちゃったのに驚くんですよね。
また、傷付いた実を、優しく癒すのがイザイルの方なのも。
何だろう・・・。
意外性に萌えると言いますか。
あと、サディークはイザイルに嫉妬して暴走もしますが、それでも二人の間の絆が決して壊れないのも素敵でして。
互いに最後には、自分が犠牲になって、二人に幸せになってもらおうとそれぞれ行動を起こしたりして。
いや、攻め同士の熱い絆、萌え過ぎる・・・!
オチがですね、ちょっとツッコミを入れたくなっちゃうんですけど。
そんなウルトラCがあるなら、もっと早く使えば良かったんじゃないのとか。
とは言え、ラストがとても素敵なので個人的には大満足だったりします。
3Pの時に三人で結ばれましたとよく言いますが、これはまさに三人で結ばれたよ!!
実を通して、二人もまた結ばれたのが嬉しくて仕方ないよ!!
と、正直ツッコミ所は多いですが、とても好みの作品で萌えまくりました。
今回は緑土を失った国の国王&王弟と
樹木医でもある大学の特別研究員のお話です。
異世界の救世主として召喚された受様が
戦争に巻き込まれながらも
攻様達と新しい未来を切り開くまで。
受様は幼い頃から植物が好きで
植物に好かれる緑の手の持ち主です。
大学では森林生態学を学びますが
興味が尽きずに院に進んで樹木医となり
今は特別研究室で研究員をしています。
樹木治療や啓蒙活動にも熱心で
1日中植物とある生活に周りからも
根っからの植物オタクと言わていました。
そんなある日
横断歩道で立ち止まった受様は
突然の眩暈に襲われ
その場に崩れ落ちてしまうのですが…
目覚めた受様はなぜか
薄布の掛かった天蓋付の寝台に
寝かされていたのです!!
窓から覗いた眼下には
見渡す限り砂漠が広がっていて
受様が呆然としていると
灰色の長衣の老人達が雪崩れ込み
受様を見て何やら言い合いを始め
受様は更に混乱するのですが
彼らを押しのけるように入って来た
2人の青年は彼らを制して
受様を気遣う言葉をかけてきます。
この2人こそが今回の攻様になります♪
1人はこの国の国王で
ブルーグレーの瞳に亜麻色の髪
金刺繍の白い長衣を纏い
1人は国王の双子の弟で
褐色の肌と暗めのブロンド
銀刺繍の黒の長衣です。
国王は受様を迎える日を
心待ちにしていたと言いますが
周囲の老人達は受様が男と知ると
途端に騒ぎ出します。
王弟もかなりの動揺を示し
老人達は受様を万死に値すると
責め立てるのですが
受様はますます混乱するだけです。
老人達を退場させた王は
王弟とともに自分達の事と
受様の置かれた状況を語り始めます。
小国であるアラバルカは敵が多く
ある王が神との契約で緑土と引き換えに
民を守る力を授かりました。
攻様達はアラバルカに再び緑と望み
神託により〈緑に愛されたもの〉である
受様が王の力で召喚されたと言うのです。
力を貸してほしいのと言われた受様は
元の世界を気にしながらも
攻様達の願いを無下には出来ず
しばらく留まる事を了承します。
受様は〈緑に愛されたもの〉なのか!?
受様は元の世界に戻れるのか!?
王国に双子で生まれた攻様と
国の救い手として召喚された受様の
異世界トリップファンタジーとなります。
攻様達は前王の死で
兄は国を護るために王位に就き、
弟は王と民を護るために武将となります。
かつての王は緑土よりも民を選びましたが
緑がない土地は作物が育たず
民に飢えを招きました。
王位を継いだ兄王は
国が滅びても再び国に緑をと望み
〈緑に愛されたもの〉を自身の伴侶として
緑土の復活を望んだのですが
現れた受様は男性という大誤算!!
しかし受様の知識は王が力の発現に
必要な特別な植物アマーラの育成に
希望を与えた事も有り
おおむね好意的に受け入れられますが
王国で唯一残された緑を守る専用温室
鳥籠の番人からは自分の地位を脅かすと
敵意に満ちた眼差しを受けるのです。
そして召喚から半年が過ぎたある日
受様は王宮に潜入した敵国の男達に
拉致されてしまうのですよ。
受様の奪還のために無理をした
王弟は命を落としかけるし
助けられた受様は敵国との密通を疑われ
受様を伴侶にと願う兄王は
勢いあまって受様を押し倒すし
挙句に受様を拉致った敵国が攻め入り
最前線を任され死を覚悟した
王弟にも告白されて抱かれちゃうし
と敵国の侵攻を防ぎつつ
3人の恋愛模様の決着がどうつくのか
ハラハラ&ドキドキで楽しく読めました♪
しかし、
設定とかキャラの行動とかに
微妙なひっかかりが有って
少々残念なところも有りました。
受様がアラバルカに生まれるはずの
〈緑に愛されたもの〉だったから
召喚直後から言語がわかったり
王弟が過去にも死にかけて
兄王と王の力を半分にしている双子なので
受様が2人の間で揺れ揺れなのも私的には
無問題(というより結構萌え♡)なのですが
受様の拉致に関わった番人の放置プレイとか
敵王が受様を密偵にしようと解放する展開は
もう少し理由付けして欲しかったです。
番人の放置は戦略的な放置としても
敵王はあそこで王弟を討たない理由が
全く伝わらないから。
まぁ、そこで釘を打てないから
敗退するのよ~的な負け布石なら仕方ないけど
…たぶんそうじゃないよね (^-^;
ちょっとモヤるところもありましたが
世界観はしっかりしていて斬新で
3人の恋愛模様はかなりMYツボだったので
「萌2」とします。
今回は双子の攻様&受様なカプで
真宮藍璃さん『双海王と運命のオメガ』は
いかがでしょうか。
オメガバースですが3人の関係が似てます。
3Pスキー。イケメン二人が麗しく、そこは超ご機嫌だったのですが、その他の部分は少々モノ申したくなってしまったので、申し訳ない、萌でお願いします。イケメン3Pものがお好きならお手にとっていただいてもよいのでは。本編290Pほど+あとがき。
大学で植物の研究に勤しむ、植物オタクの実(みのり)。育てるのがひじょーに難しいといわれる「アマーラ」も弱っていたのを助けて無事開花させちゃう緑のゆびの持ち主さん。夏のある日、暑さからかクラっとしたと思って、次に目覚めたらそこは異世界で、イケメンお二人登場~♡と続きます。(言語通じるし異世界難度は低)
攻め受け以外の登場人物は
アル(受けのお世話役、♂)、ラハト(王宮の温室の番人)、イーリャ(サディークの子供、4歳♂)、あと敵国の方少々。
**うむーと思ったところ
受けさんが敵国との攻防に巻き込まれ、それを助けにイザイルさんがめっちゃ敵陣奥深くに突っ込むわけですよ。そこがね。いやそりゃ惚れてたらというのは分かるんだけど、「王の双子の弟さんなんだからさ、もうちょっと作戦練るとかさ、なんか無いわけ」とつい思ってしまってダメでしたー先生ごめんなさいーーーーーーーーーーー
攻め二人はめちゃくちゃカッコいいんですよ!!!!もう涎垂らす勢いで、ビジュアルは完璧に好き。性格も悪くない。ああもうちょっと国の攻防戦のようなところを、楽しみたかった・・・
イケメンに挟まれて幸せいっぱいに眠る受けさんを羨むことで良しとします。どっち向いてもイケメンって最高。