てんてん
本品は『ぼくとパパと先生と』の
フェア書店限定特典ペーパーです。
本編後、
3人で買い物に行くお話です。
1月の半ば過ぎ、
3人は連れ立ってデパートを訪れます。
デパートにやって来た目的は
光紀のランドセル探しです。
鮎川は先週の夜勤明けに
1人でデパート巡りをして
ランドセル売り場チェックをし
一番品ぞろえの良かった
このデパートにやって来たのです。
今時のランドセル商戦は
春から夏にかけてがピークであり
ランドセル売り場を訊いて歩いた鮎川は
どこでも怪訝な顔をされたと言います。
来春小学生入学を控えた光紀に
当初クリスマスプレゼントの予定だった
ランドセルは光紀の心臓手術の経過と
デパートの混雑の落ち着きを待って
今日まで伸びていたのです。
売り場に着いた光紀は
ぱっと子供らしい笑顔になって…
B5サイズ片面モノクロ印刷で
3人家族の暮らしぶりが伝わる
ほのぼのとした後日談です。
光紀が選んだのは
オーソドックスな黒のランドセルで
ブルーの縁取りがある物でした。
2人は光紀が子供らしく
値段よりも形や色を重視して選んだ事を
何となく嬉しく思いながら
温かな春の日を楽しみに待つ
…という優しいお話でした。
大人の事情に振り回され
巻き込まれてきた光紀が
子供らしく過ごせることを望む2人なら
きっと素敵な家族になれると思います。
光紀が寝た後は
大人タイムへの序章となっていますが
萌成分は低いので中立評価とします (^-^)