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女性Jewelさん

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受け演技の女神に愛されし者の演技

小林裕介さんのお声が目的でしたが脇を固める古川慎さん、新垣樽助さんも好きなので、かなり前の作品ですが視聴しました。(作品2016年 今2024年)

山中真尋さんはこの作品がお初でしたが、落ち着いた澄んだお声が心地よく、演技もお上手で違和感なくリスナーに寄り添うラジオDJ として聴けました。

裕介さんは思春期のコミュ障をやたらと演じているイメージががあるのですが、そういう役を演じるのがお上手なことをこの作品からも感じました。
山中真尋さんとの実際の年齢差はたったの4歳なのに、そうは感じさせないモラトリアムボイスはBL界の至宝。

樹には古川慎さん演じる井田拓真くんという幼馴染み、ユノさんには新垣樽助さん演じる佐野さんというガチ良き理解者が存在していて、要所要所で重要な気づきやアドバイスを与えて後押ししています。
設定的にはベタですが、キャスト同士が作品以外でも交流があることをお見受けしていたので、聴いている方も耳馴染みがよかったです。

本編では絡みはなく、裕介さん演じる樹が深夜ラジオ番組のDJであるユノさんが電波に乗せて放つ「言葉」に救われて成長していくさまが描かれています。
周囲とのコミュニケーションがうまく取れない内向的な思春期という激狭の世界で過ごしている樹にとって、まるで自分に寄り添うかのような言葉を語るユノさんが生きる糧になる程の拠り所になるのは理解できます。

【理性の限界セット】
本編に絡みがない分、このCDに濃縮されて、本編からは想像できないユノさんの雄みがスパークしています(笑)

樹は成人しているし、同意の上で性交渉に及んでいるのですが、裕介さんの声が少年にしか聞こえない上に、ユノさんが大人の男性ボイスで快楽を教え込むような実況をするもんだから、BL脳が「禁断」の関係に変換しちゃってもう!(個人のヘキです)

ユノさんが樹くんを愛おしく感じてたまらない気持ちを吐露する際の山中さんのモノローグがいちいちうますぎて、本当にそう思ってるんちゃうかと、BL脳がさらに活性化されました。

行為の際に、「困ったなぁ...そういう趣味はなかったはずなんだけど、イジメたくてたまらない」と打ち明けており、それもこれも裕介さん演じる樹の無垢で無意識なエロさが原因なので、わかるぞ!もっとやれ!と応援しながら聴かせて頂きました。

裕介さんのたまに男女わからなくなるくらいリアリティのある色っぽい喘ぎを聴いていると、女性のわたくしでもめちゃくちゃにしてみたい倒錯的な気持ちにさせられるので、そういう猛毒なのだと思います。(賛辞)
※この「男女かわからなくなる」が「うわ~女声作ってんな~」だと一気に興醒めなので、そう感じさせない裕介さんは受け演技の女神に愛されし者。

本編の内容も演技も良くて満足できますが、熱いBL絡みを期待するなら理性の限界CDまで含めて満足の作品だと思います。

鹿か~

山下誠一郎さんのBL初メイン作品ということで視聴しました。(現在2024年)
試聴前にレビューを読んで不穏な気持ちになりましたが、がんばって最後まで聴きました(笑)

間違いなく純愛ストーリーではあるのですが世界観が独特すぎて、神話や妖怪などのオカルト的要素に多少の予備知識がないと完全に???のまま置いて行かれる気がする作品でした。

BLカテゴリーではありますが、命や愛などの荘厳なところに触れてくるので、古来の神話や伝承民話のような印象です。(神話や民話に男色はわりとある)
ストーリー以外で気になったのは殴る効果音が多くて、個人的に暴力シーン全般苦手なのでイヤホン視聴だと特にうわっとなってしまいました。
(個人的に苦手なだけで気にならない方にはたいしたことがないと思われます)

BL的な絡みは少ないのですが、山下誠一郎さんがこの時点で既に演技力が高かったことがよ~くわかりました。
感情的になる演技には引き込まれます。

アフタートークでBLについて先輩の前野さんにいろいろと聞いている内容が視聴者である我々も同様に気になる点で、時間も長めだったので聞きごたえがありました。

世界観の理解に少し時間がかかる作品なので万人には勧めづらいですが、山下誠一郎さんのファンで、初メインに興味があれば視聴されてもいいかなと思います。






どうなる「攻め職人」同士のカップリング

阿座上洋平さんと山下誠一郎さん、どちらも「攻め」がヘキのため、カップルとなってしまうと基本的に役割固定となるので、これまでにない期待と不安がありました。

誠一郎さんの男前の攻め演技に萌えまくってきたので、受けはどうだろうと思ったのですが、「やだ、かわいい!」と思わせるキュートさもお持ちだったとは。
演技のうまい方は何をやってもこなせるものなのだと感じさせて頂きました。
とりわけ、阿座上さんが演じる多田の回想モノローグシーンに突如登場した「ワンッ!」に掴まれました。
マジかわいいな、おまえ(笑)

誠一郎さんの声質と、作りすぎないナチュラルな演技は儚いモラトリアム期のためにある!と思っているので、可能な限りこの年代の役をやり続けて頂きたいです。
どなたかが「ジブリ声」と表現されていたのを拝見して、今年一番の「まさにそれっ!!」が出ました。

攻めの阿上洋平さんは、どの作品でも「おいで」「よしよし」「じょうず」のバリエーションを言っているような錯覚をしているのですが、ここでももれなくおっしゃっていて、ONE AND ONLYの色気が滲み出ていました。
短い言葉なのに、わ、なんかエロッ...と印象に残るのはすごい。

レビューを書かれている皆さんが異口同音に「色気ダダ漏れ」と訴えていらっしゃいますが、普段のなんでもない会話でもそこはなとない色気が漂っているので、ここぞの攻め時はどうなるのかと思ったら、控えめ吐息で、それがまたエロかったです。
結局、なにをしてもエロい人はエロいままなのでした。
多田という何をやっても人並み以上にこなせてしまうせいで、高校生のくせに既に人生におもしろみを感じる気持ちが薄れ、冷めて飄々としている役柄も阿座上さんのちょっとダウナーめのトーンがぴったりハマっていました。
作品の大半はニコニコ顔で聴いていられるのですが、阿座上さんが本気出すと途端に真顔になって聴き入ってしまうというループでした。

誠一郎さんも阿座上さんも攻め役のキスにやたらとリアリティを感じていたのですが、そんな職人同士のキスの中でも特典ミニドラマの「番外編2」のキス音は特に「本当にしてる...?」感に充ちたエロい臨場感でした。

印象的だったのは初体験の具体的実況感のある会話で、初めて同士がいきなりうまくいって大快楽に溺れる作品が多いBL界においては、リアリティがあって「だよね~」と頷けました。

キンキン声の女子高生が登場した時は、うわ、やだな...と思ったのですが、我らがお仲間であることが判明した途端に共感が湧きました(笑)
君らとなら友達になれる!

学生生活の一部を覗いているようなストーリーで、仲間の同級生たちも揃って良いヤツばかりなので心が温まります。
阿座上さまの色気の功罪で、すっかり忘れていた「あ、そうだ、こいつら高校生だったんだ」ということも、彼らの賑やかな声のおかげで思い出せます。

清々しいアオハルBLをご所望の方には最高の作品なのではないかと思える後味の良い作品でした!

さすがは『ちるちる推薦 学校図書館に置けそうなBL作品』

キャストのお2人とも大好きなので興味はあったのですが、購入を後回しにしてしまっていた作品です。

理由は、BL視聴は「男子高校生、はじめての」シリーズのような濃厚性的シーン満載の作品が好みだからという「大人の理由」です(笑)

ストーリー自体はありきたりですが、誰も傷つかず、日本昔話のようなノスタルジックな気分が味わえる、BLカテゴリーとしては異質の可愛らしい作品でした。

全体的に明るくコミカルなタッチですが、後半、感情に訴えてくる泣き演技があり、やっぱりお2人とも演技がお上手だなとしみじみ思いました。

BGMやSEも作品の雰囲気を演出するしっかりしたもので、丁寧に作られたのだなと感じさせてくれます。

普通のアニメ(なにこの言い方)はほとんど視聴せず、ゲームもやらないため、男前ボイスの小林裕介さんを聴く機会がほぼないので新鮮でした。
お声のバリエーションの中では乙女ゲームの「恋と深空」のセイヤ系です。
クールだけど甘いやつ。

佐藤元さんは小林裕介さんのYouTubeチャンネルにゲスト出演された時に、裕介さんに「やべぇヤツが来た」と言わしめたデカい声と勢いで元気少年ぶりがスパークしていました。

種﨑敦美さんが妖怪が化けたこぎつね役を演じておられますが、めちゃくちゃかわいいキツネなので、女性が地雷の方でも許容範囲ではないかと思います。

絡みシーンはなく、短い軽めのキスが数回、リップ音もお2人の実力からしたら聞こえないも同然に控えめなので、うっかりすると何をしたのかわらないまま進行してしまいます。

さすがは、ちるちるさんの記事で「学校図書に推薦できそうなBL作品」に選ばれるだけあります。

激しめのBL視聴で荒ぶりすぎた魂を鎮めたい時にいいかもと思いました。

これ1枚でベテラン4人の泣き演技が聞けます

小林裕介さんのお声目的で視聴しました。
オメガバース設定は嫌いではないのですが、これまで視聴した作品からするとツラいかアホかに振り切れている印象が強かったため、内容に関しては全く期待していなかったのにキャストの力量が冴え渡って思いのほか聞き応えがありました。

ストーリーは、身も蓋もない言い方ですが成就するまですれ違ったり、当て馬が登場したりでドキドキハラハラさせられる純愛ものです。

登場人物たちの感情の揺れ動きが激しく、全声優さんの泣き演技を堪能することができます。
どなたかは失念しましたが、声優さんが「泣き演技はその人のオリジナルなので個性が出る」とおっしゃっていて、確かに!と思いました。

小林裕介さんは激しい感情をのせる演技も芝居っぽくなくて本当にお上手だなと思います。
それゆえ、毎回、「えっ?えっマジでやってる?」とドキドキするのが楽しみなのに、この作品では喘ぎシーンが少なくて残念でした。

副作用が懸念される抑制剤を過剰摂取するのですが、別のオメガバース作品でも過剰摂取していて、小林裕介さん...ここでもまた...。
定評のある苦しむ演技が光ります。

視聴お初の斉藤壮馬さんの喘ぎはこれまでノーマークでしたが、めちゃくちゃエロくて収穫でした。
普段のお声は、好き、好きではない、二択だと後者なのですが、喘ぎ声は大好物でした。
こんなケースがあると地声で判断できないなと勉強になりました。

八代拓さんは作品によってお声も話し方も違うので、演技のバリエーションに感心させられます。
毎回、言われないとわからないくらいですが、もしかすると攻め喘ぎだけは共通かも...?
全て視聴しているわけではないので、あくまでも「かも?」ですが、これで判断できるのはBLCDだけじゃん、と自己完結しました。

興津和幸さんは低音ダウナー系であちこちの作品とカブりましたが安定の演技で、悪人と思わせておいて実は善人が露呈する男泣きのシーンにはグッときました。

途中、心情的にツラいところもありますが、そこを耐えて視聴できる方であれは、最後は全員幸せになるのでバッドエンドが苦手な方でも視聴できる作品だと思います。

特典フリートークで泣いちゃった

深夜のテレビアニメで作品を知りました。

正直に打ち明けると、高校生が主人公なのに絵が現実味のない美麗少女漫画タッチだったのでやや引き気味だったのですが、
深夜枠とはいえ、男性同士の性交渉と明らかにわかる静止画カットがまあまああって「ほぇ~」となり、邪な気持ちでアニメイト限定版CDを視聴してみました。
これが思った以上によかった!

アニメでは絵柄から「少女マンガ」のイメージでしたが、CDではしっかりエロい喘ぎもあり、いつも視聴しているBLCDの仲間でした。

受けの土屋真央くん演じる松岡禎丞さんはこの作品が初視聴だったのですが、まごうことなき高校生ボイス、しかも、好みの静かで少しハスキーめのトーンで、めちゃくちゃ掴まれました。

攻めの大友寿くん演じる内田雄馬さんもお名前はあちこちで拝見して知っていましたが作品を視聴するのは初で「ハ~...ええ声」でした。

普段は甘くて穏やかな話し方の寿くんが、行為中は声低めのオスの攻め喘ぎ(うるさくないやつ)だったのと、初めて受け入れた真央くんのちょっと苦しそうな喘ぎ声もやたらとリアリティがあり、
静かなモノローグが多かったせいで勝手に恥ずかしがり屋の奥手だと思っていた真央くんが自分からわりと強めに告白したりするもんだから萌え転がります。

両想いの高校生が同室なんてパラダイスでしかないな...と思っていたら、作品内で本人もそう吐露していて、心のクソデカボイスで「だよな!」と同意するしかありませんでした。

音声で視聴してみたらアニメは視覚に持っていかれている部分が大きかったことに気づきました。
台詞を聞いていたつもりでも、実は絵の情報に左右されていたようで、聴覚のみから得た印象の方が映像よりも鮮明というパラドックス体験をしました。

ストーリーは映画部を中心とした学園アオハルもので、文化祭で発表する映画を撮ることと同時進行で恋も進展していくのですが、
真央くんの初めての恋と性体験は人生で一度きりのイベント、心に癒しがたい傷を負っている寿くんにとっては初めての本物の救済を得た心の動きが描かれていて、とにかくやっちゃう系のBLとは一線を画しています。

タイトルの「特典フリートークで泣いちゃった」は実話です、自分でも驚きました(笑)
涙もろいわけではないのに、なんでしょうね、これ。

トーク冒頭では3人ともチョケているのですが、進行するにつれて、松岡禎丞さん、内田雄馬さん、中澤まさともさん3人の作品とキャラクターに対する愛情、深い考察、尊敬を持って演じているプロ意識に心揺さぶられたのかジワッときたのかな。

音声だけでやたらと解像度が高く感じられたのは、こんな心意気の演者さんたちが集結して演じられた作品だったからなのかもしれません。

購入されるならミニドラマとフリートークが含まれるアニメイト限定版を強くお勧めいたします!

キツかった...(笑)

お好きな方にはお目汚しのレビューでごめんなさい。
多種多様な世界観と好みがあるカテゴリーなので、中にはこんな印象を持つ視聴者もいるのだなという程度でスルーして下さい!

山下誠一郎さんのお声目的で購入したのですが、わたくしには作品のルッキズムや品性が許容範囲を超えておりました。

言葉遣いの下品さや貞操観念の欠如はBLでは定番なので慣れていますし、好き嫌いの範疇だと思うのですが、
この作品に関しては根底にあるルッキズムと女性への敬意を欠く言葉、性的嗜好への配慮ない発言が個人的に限度を超えていて、どこかに救済的なエピソードが入るのかと思いきや、そこは置き去りのままでどんどん肉体関係ばかりが進行していくので、ちとついていけなくなりました。

いちいちまともに捉え過ぎなのかもしれませんが、わたくしも白人ばかりの英語圏で仕事をしていた際に黄色人種という見た目で不快な体験をしているため、このあたりを単なる導入としてカジュアルに扱われると心が痛みます。

大人の男性の一人称が自分の名前という点もわたくしには萌え要素ではなく、メンヘラサイコパス的リョナに発展しそうな不気味さを孕んでいて馴染めませんでした。

性行為の回数はそこそこありましたが、笑ってしまうくらい明け透けで、個人的にはエロさへの没入感はなく、常に冷静な距離感のまま客観視で終わりました。
※わずかですが母親の喘ぎ声があります。
キンキン声のモブ女性も少し登場しますので、これらが地雷の方は念のためにご注意を。

三兄弟のお声と演技はよくて、お目当ての山下誠一郎さんは静かなトーンで、山下さんのバリエーションのなかでは好みだったのが救いでした。
駒田航さんのBL演技は初視聴でしたが、お声に漂う品性と色気が際立っていてよかったです。
中島ヨシキさんは安定のビッチでした(笑)

......にしても、苦手に耐えながらのCD2枚、視聴後の疲労感がすごかったです(笑)

BLは誰にも止められない多種多様な世界観と好みが爆誕し続けるカテゴリーだなとつくづく思いました。














BLの軌跡を体感しました

今年(令和6年)から音声BLに手を出し始めたのですが、男はじは好きなシリーズなので遡って視聴しました。

最近の作品、とりわけ原作のないオリジナル脚本はコンプライアンスにも配慮されていると感じますし、
声優さんたちも自然な話し方で等身大のリアリティーを感じさせてくれていたので、それをデフォルトにして視聴したら印象が違って驚きがありました。

男はじシリーズ以外の過去作品も漁りまくっているのですが、そこで「王子様風作り声とクセ強のねちっこい話し方」をする声優さんが一定数いらっしゃることに気づき、みなさんそっくりなので、もしかすると、この当時はこれがトレンドだったのかなと思いました。
わたくしには芝居がかって感じられて、脳内に宝塚のような煌びやかな衣装の舞台演劇が浮かんでしまってダメでした(笑)

あとは自分が視聴した男はじシリーズには登場人物の肉親以外の女性は登場しなかったので、こちらでキンキン声のモブ女性が登場した時は「男はじもこんな感じだったんだ~」と、謎の感慨がわいてきてしまいました。

この先も男はじシリーズは長く続くと信じているので、いま自分が萌えている作品も後進には「この当時はこんなだったんだ~」と思われるのかな。
いや、自然な演技と名作への萌えは普遍!!と信じます。

【一樹×裕太編】
一番高校生らしいカップルだと感じました。(他2組がクセありすぎ問題)
やりたさ直球で可愛いくてエロかった。

鈴木裕斗さん演じる裕太くんは普段は少年声なのに喘ぎになると自然に女性的に聞こえる瞬間があって、倒錯的な気持ちになりました。(男性の女性声ヘキ)

佐藤拓也さんは安定の演技と良いお声を供給して下さっていました。
この方の自前SEもリアリティがあってエロいな~。

【二見×志馬編】
こちらのカップルは立花慎之介さんの演技がひっかかってしまってスッと入ってこず。
田丸篤志さんはお初でしたが朴訥で従順でいじめたくなるな~と思って聴いていました。
喘ぎ声も控えめで可愛かったですが、カップルの関係性が好きになれず1回視聴すればいいかな。

【参納×エイチ編】
興津和幸さんは全腐女子を黙らせる色気を放つとかねがね耳にしていたのですが、初めて視聴した作品の作り声がたまたま超苦手で、そこで誤解して以降は視聴を避けてしまっていたことを平に反省しました。
こちらの作品では自然に高校生に聞こえるし、苦手だった初めて聴いた声と同一人物とは思えませんでした。
自前SEに定評があることも聞いていましたが、声優さんによってこんなにリアリティが変わってくるのか...エロい。

参納くんに関しては他の方もおっしゃておられましたが、「オメー絶対40代の執事だろ」と思ったまま最後まで脳内イメージが男子高校生に変わることはありませんでした(笑)
従順な年上執事が坊っちゃんと情事に耽るという背徳設定に変換されて、本来の設定はフル無視でしたが、それはそれで萌えました。

特典フリートークが一番よかった

※作品を気に入られている方にはお目汚しレビューになると思います、ご容赦下さい!



佐藤元さんの受けを聴いてみたくて視聴したのですが、柿原徹也さんの芝居がかったクセ強の話し方がどーーーしても苦手で楽しめませんでした。
※今回のクセ強演技が苦手だっただけでフリートークの地声や話し方、作品に向き合う姿勢にはむしろ好感を持っています。

佐藤元さんが自然な大学生らしい演技だったので、柿原さん演じる吉野くんが余計に異世界からやってきたナルシスト王子が煌びやかな衣装で話している脳内変換が発生してしまって。

BLCDで攻めがよく口にする「よしよし」「いい子」という台詞があったのですが、同じ台詞でも声優さんによって聞き手を萌えさせる技術にこんなにも差があるのだとつくづく感じました。
相手にだけ聞こえるように言う言葉だと思うのですが、滑舌よすぎてホール全体に響く舞台演劇のように感じられてしまいました。

内容は、攻めが興味本位で一方的に受けの体を奪うところから始まって、そのうち絆されて両思いになります。
当て馬も登場します。
BLにありがちな、とんでも設定には慣れていますが、登場人物の「心」の扱いが雑だと、行動がいちいち突拍子もなく感じられて、「ないわ~(笑)」の連続になってしまうという...。

嫌なら聴くなよ!なのですが、お目当ての佐藤元さんがメインの作品がほとんどない中で、さらに受けとなると選択肢がなくて、途中キツくなって何度か視聴を中断しながら最後まで執念で聴き倒しました。
修行でした(笑)

佐藤元さんは期待通りに受けも非常にエロくてよかったです。
初BL出演の攻め役の演技にたまげたので、受け役もめちゃくちゃ期待していましたが、攻め役とは違う可愛い声でたまりませんでした。
まだBL出演数が少なくて作品を選べないのが残念です。

色気ってどこで買えますかっ?(小並感)

山下誠一郎さんのお声目的で視聴しました。

攻めの興津和幸さんは初めて聞いた作品で、お声は素敵だと思ったのですがクセ強の喋り方がどーーしても苦手で避けてしまっていました。
こちらの作品で、初めて聞いた方がイレギュラーだったのだと知り、なんか申し訳なくなりました...すみませんでした。

ストーリーのキーが「色気」なので、キャスティングを間違えたらとんだ事故作品になりかねないのにレビューは絶賛の嵐...。
あの色気って、どこからくるの?
プロの声優さんなら「色気を演じる」ことは可能でしょうが、耳の肥えた腐女子たちは「ふぅん、うまいね」程度で悶えるまではいかないとと思うのです。

山下誠一郎さんは個人的にはシリアスな攻め声が好物ですが、「ややコミカル」「うぶで可愛い」方向でも違和感なくいけるのだと感服いたしました。
「声と演技力」で魅力して「固定されたイメージ」を抱かせないのは才能ありきなので、今後もあらゆる方向のキャラクターに期待を寄せてしまいます。
きっと、おねえ役なんかでもそつなくできちゃうんだろうな。

ストーリーは舞台がテーラーと靴職人という珍しさ以外は、しょうもない当て馬も登場するお約束展開なので、興津さんの百戦錬磨の色気と誠一郎さんの初々しいエロさに悶える作品として楽しみました。

良しも悪しも「いかにもBL」という作品なので、内容ではなく「キャスト買い」に適しているかもしれません。