このシリーズが大好きだったので楽しみにしてました。
そして期待を裏切らない安定感でした。
凄くよかった…
作者のこのシリーズ以外の作品も読んだ事はありますが
ここまで好きにはなれませんでした。
なので今回はどうかな~とドキドキしながら読み始め…
クロも悠生も可愛くて切なくてグロリア学園は最強だな、と思いました。
このシリーズには必ず脇に面白いというか気が利くというか
脇にしとくのがモッタイナイ人が存在します。
今回は磯崎…何とクロの元カノの息子。
アカデミー版は初めてとの事で次は磯崎かな~と思ってましたが
裕一とリュカでシリーズ再開間違いなしですね!
楽しみです。
どなたかの評価で春恋に似てるとの言葉があり「高いなあ」とは思いつつ
大好きな春恋に似てるなら、と購入したモノの…私には駄目でした…
確かに似てました。
一人が彼女持ち、一人が美大生、性格はキツイケド凄くいい娘が身近にいる、
最後は離ればなれ等々。
でもねぇ…
好きだけど一緒にいられない事情がある、は納得できます。
せめて数年後の二人がそれぞれ幸せを手に入れてる形で
終わらせてほしかったです。
春恋は数年後にお互いに相手(お互い本気ではなかったけど)が
いた状態だったので救われましたが…
お互い辛い思いのままだけど無理やり割り切っただけの形で終わったので
全然消化できませんでした。
最後さえ二人が幸せな形なら満点だったんですけどね…残念。
五人の王で恵庭さんにはまり色々検索して
この作品のネット投稿にたどりつきました。
途中で中断されて何年も経っていたので続きが読みたい半面諦めてもいました。
が、まさかの発刊で小躍りしたい気分でした。
でも健気な荒瀬先輩の思いが報われてよかった、と思う反面
ネットで最初に読んだ時との若干のギャップに違和感が拭えませんでした。
荒瀬先輩がピヨにあそこまで執着するほど
好きになった理由が最後までわからなかった。
荒瀬先輩は確かにお坊ちゃんだったけど
アメリカの大富豪ほどのスケールの大きなお坊ちゃんに思えなかった。
気にしなければいいだけなんですけど
大好きな作品だっただけにその二点はすごく残念でした。
最後に個人的な趣味で言わせて頂くと
このお話にこのイラストレーターさんは合わない気がしました。
荒瀬先輩が女性が群がる美青年にはどうしても見えません…