しぐれ西瓜さんのマイページ

萌×2作品

アドバンスドレビューアー

女性しぐれ西瓜さん

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一軍男子でも恋愛不器用なんです

高校二年生の一軍男子、衛生と、幼なじみの高校三年生の月王。過去に月王から衛生に告白したけど失敗しているという関係なんですが。
恋愛にガツガツした女子が出てくるお話が苦手で…女子達がちょいちょい絡んで来るのが私にとってはノイズだったのですが。月王と衛生の二人の拗れた会話が面白い関係だなと思いながら読みました。
月王は二度も失敗したくないって、告白に対して臆病になってて、しかし、衛生は今度告白してくれたらOKするつもりだけと、あくまで告白は月王からされたい。という…
さながら告らせバトルみたいな展開になっていました。月王が「2文字くらいで済む」言葉を衛生に言って欲しいって言われて。結局その場で衛生からは何も言えずにさよならしたのに、自宅に帰ってから衛生は一人で月王をオカズにしてやってるんですよね。
お互い好きだし、性欲もあるし、だけど恋人になるって事のハードルがこの2人には凄く高くて。
年齢は月王が一歳上なだけだけど、衛生が子供っぽいというか、色々な言葉で衛生の表情がコロコロと変わるのを楽しんでいる感じでした。

でも、ラストにようやく衛生からの告白の言葉(拘っていた2文字)を貰った月王の顔がとても可愛かったです。月王はずっと鉄仮面を貫いていましたが、ラストでこんな顔が見られるんだと、、
顔面つよつよのDKなのに、不器用に色々な表情で悩んでいるのを眺めるのが楽しい作品でした。
ただ、ちょっと気になったのが、最初の告白で失敗した月王が衛生に対して変に害悪存在になりなくないから、恋愛に余裕を持ちたいからって、色んな人と遊びまくっていたのが、どうも納得出来なかっです。

優しい家庭教師と可愛らしい子供達が癒し

中華風のファンタジー物語です。長髪に目がなく手に取りました。
将来、王になるべく教育を受けている龍族の子供達と、それを細やかな心でお世話する家庭教師のお話です。
卒業試験の最終試合で正々堂々と戦って貰えなかった事がずっと苦い経験になっている思雨と、その因縁の相手静嵐がお互いの子供達が名門校に入学することを機に再会するお話です。

龍族の子供達がとにかく可愛らしいです。学校の寮に家庭教師と一緒に入学するんですが、まだ幼稚園児くらいの子供達なので、臆病な子もいれば、元気で明るい子もいて。カワイチハル先生の絵がとても素敵ですし、思雨と静嵐のはとても美しい長髪男子です。
同じ寮に入学した子供達と家庭教師が過ごす学校生活はとても楽しそうです。元から王になる素質がある子供達だからか、お世話に手がかかると言っても、そこまで駄々をこねる子もいないし、家庭教師は全員男性だけど、それでも「お母さん?」みたいな優しさで接している姿が理想的な育児空間を作っています。寮生活は毎日が学校でのお泊まり会みたいで、親と離れての生活だけど、とても楽しそうにしているのが癒しでした。
話は思嵐目線で描かれているのですが、二人の因縁試合の事も何となく最初からそういう理由なんだろうな…と想像しながら読んでいました。子供達を巻き込んで起こった事件を解決しながらの二人がずっと誤解していた問題も解決していく様子が読んでいて楽しかったです。思雨の見た目はとても優しそうですが、実は頑固なんだなぁと思ったり。それに二人が自分達の共通点に気づいた事はとても嬉しくなりました。

そして、子供達も可愛いだけじゃ無いんです。ちゃんとかっこよく活躍した場面があって、二人の恋のお話も、そして子供達の成長もこれからも見守りたい!そんな気持ちになるお話でした。

年の差恋愛。朔眞の顔が美しいです。

攻めの朔眞は、友人の弟で10歳の年の差があるみつきへの恋愛感情を醜いものと、考えています。みつきは、小さい頃から実兄よりも大好きだった朔眞と、いつも一緒にいたいと思っていますが、それがどういう感情なのかは意識していません。
このお話は、両想いなのに、なかなかその気持ちを恋愛という形で表現出来ない二人のお話でした。
攻めの朔眞の顔がとても美しいです。男臭い感じはなく、メガネをかけた感じは少しインテリな感じですが、普段の姿は普通の服でも綺麗に着こなすイケメンです。受けのみつきは、本当に小さい頃からの朔眞目線の姿が描かれていて、そのどの時代のみつきも可愛らしいです。でも、その可愛らしいみつきを恋愛の対象としてみてしまったという事が、朔眞の苦しみなんですよね。
でも、そんな朔眞がみつきを遠ざけようとしたりするんですが、みつきは離れたくないって。
みつきを拒否しながらも、昔から苦しい時に、側にいてくれた存在だったのがみつきだと気づく朔眞。
自分とみつきを太陽と月の様に、付かず離れずの関係で居たかったという朔眞の気持ちはとてもグッとくるものがありました。朔眞はみつきが大切過ぎてほんとうに、なかなか手を出さないのが良かったです(ラストはようやく結ばれました)。
作中で月を見上げる場面が何度もあり、月を見る度にお互いを想っているのかな?という表現が良かったです。(朔眞もみつきも月をイメージさせる名前なので)
それにしても、朔眞がみつきと知り合ったのはいつだったのかは、読むと驚きでした。そりゃあ、みつきが可愛くて大切で仕方ないなと、納得でした。
みつきが自分の気持ちは恋愛なんだと徐々に気づいて、そして嫌われたくないと思いながらも、どんどん朔眞に懇願するようにアタックしていくのが、見ていてとても可愛らしくて。年上男が堕ちる様子が楽しめますよ。

顔の圧が凄い!

岡本先生の今回の作品は、今までよりコミカルで読んでいてとても楽しかったです。そして、受けのユキヤの顔の表情がコロコロ変わるし、怒った時の顔の表情がとにかく笑ってしまいます。顔の圧が凄いんです!
身長が小さいことにコンプレックスを感じているユキヤ。しかし、そんなユキヤですが、人から見つめられると興奮する性癖が。そして、その性癖とマッチした仕事、ショークラブでダンサーをしています。そこに、中学の時の同級生、チカがガードマンとして入って来ます。元カレだったチカの視線にすぐさまゾクッとします。そして、チカはとても高身長のマッチョな体になっていたのです。

チカは典型的な執着攻めなんですが、二人の最初の出会いが中学時代ということで、どうしても、中学の時の初々しいイメージと、現在のギャップや、チカの会話能力がちょっと低かったり、ユキヤはユキヤで自分の性癖を知れば、チカは引くだろうとか、チカとエッチな事をしても、それは見つめられると興奮する自分の性癖のせいだとか、、なかなかチカに関しては気持ちを拗らせているんです。
でも、そんな仲でも、岡本先生の濃厚なエチシーンはとても楽しめますし、低身長で筋肉質のユキヤの身体も良く表現されていました。
クラブの同僚、シュウ君とレイ君は二人の良いサポーターになってくれています。そしてこの二人もお顔がとてもイケメンなんですよ。
チカは最初はジットリとした目でユキヤを見つめているどちらかと言うと無表情な攻めだったのですが、ラストに向かうにつれて、優しい顔や、我慢して苦しい顔、幸せそうな顔、色々な表情を見せてくれるようになり、受けも攻めも表情の描き方がとても楽しめる本でした。

「運命の番」という言葉との戦い。二人の将来は?

メンバー全員がサラブレッドαのアイドルグループのメンバースヨン(本当はΩ)と、苦労の末に新人アイドルグループでデビューしたエリと言う組み合わせ。星名あんじ先生のアイドル作画がとても美しいです。
たまたまダンスセッションの仕事が2人に入って、早い段階で、スヨンが発情してしまい、スヨンの事情を知らなかったエリはうなじを噛んでしまいます。番になるのが早い!!と、冒頭ちょっと展開についていけない所でした。
しかし、ダンス企画が終わるまでと言う期間限定で番の関係は秘密裏に継続することに。
トップアイドルが脱法抑制剤でホルモン抑えてαのふり出来るの?とか、展開は色々都合良かったりするんですが、
それでも、周りが特に優れたαの中で、Ωでもアイドルで輝き続けようとして仕事に全てをかけていたスヨンが、αだけど泥臭く下積み生活からデビューにこぎつけたエリが珍しく、そして、誠実だったり、真面目だったりに惹かれていくのがスヨンの気持ちが凄く分かるなぁと。読んでいる私もエリの真面目さに好感持てて、最初うなじを噛んだ時は、この人なに?って思っていましたが、読み進むに連れてエリの事がどんどん好きになりました。
エリの両親は二人ともΩで、Ωの社会的に不利な立場とか、スヨンの立場にエリは寄り添う事が出来たんでしょうね。そして、後半エリが髪を金髪に染めるんですが、そうすると今までよりカッコ良さに磨きがかかります。

そして、スヨンは「運命の番」はあくまでビジネス価値を上げる言葉くらいにしか思っていなかったのに、ラストにはその言葉を使って曲を作った父親のその時の情熱が理解出来たんです。エリと知り合ったことで、スヨンの人間的な感情が豊かになっていったのがよく分かりました。
このお話全体で、Ωであるスヨンの方が家柄や事務所の力が強く、エリよりもずっと有利な立場なんです。それでも、発情を抑制出来なくなり、二人は困難な状況に陥るんですが、芸能界を知り尽くしているスヨンの活躍でダンスセッションは逆転大成功に導きます。この時のエリも困難な状況なのに普段の誠実さから周囲が二人を応援してくれていたのが読んでいて嬉しかった。「運命の番」と言う言葉は信じていないけど、それに近い情熱的な愛情を理解出来たスヨンの気づきはとてもキラキラしていました。

嘘に塗り固められたアイドルではあるけれど、
ラストにスヨンが芸能界での夢を語ります。
どんな夢なのかはここでは語りませんが、
オメガバースの物語の中でΩが幸せになる為には?そういう問いを突きつけられた気がします。
時間はかかっても、これからの二人の夢はとても前向きなものだったのが清々しい終わり方でした。

謎解きと、事件の解決編

村から出て慶臣は紀人と、三輪は慎二と過ごしています。
慶臣はあまり紀人と関わりたく無いと思いながらも、儀式とは違った紀人と体を重ねる事に今までに無い感情が生まれてきます。紀人もなんだかんだと人たらしだからでしょうね。
そして、一巻ではあまり分かりませんでしたが、三輪はとても感情豊かで、今まで出来なかった体験な目を輝かせて生活しています。
慶臣と三輪の両親の秘密が語られるのですが、もう、村のしきたりとかと言うよりも、主犯の人物が個人的に双子を洗脳してるんじゃないか!と、犯人に腹がたちました。
結局、村の為に二人の儀式は必要だったの?とか。(現代社会ではリスクが高過ぎる)三輪の力ってなんだったの?とか、色々疑問な所もありますが、続編の話も出ているので、慎二と三輪の話はまだこれから…と言う感じなんでしょうかね。二人が恋人にはならなくても、慎二と三輪が仲良し兄弟の様に過ごしていたのは、見ていて微笑ましかったです。
慶臣は紀人と結ばれてから顔がとても穏やかになって優しくなったのが良かった。危険な目に遭いながら、一番逢いたい人の顔を思い浮かべるって、もうそれは愛ですよね。
上下巻通してらサスペンスドラマを見終えた様な満足感がありました。

雷々来世 コミック

野白ぐり 

前世の恋を生まれ変わってやり直す

野白先生の今回のキャラクターの絵がとても美しくて、そして、過去の中世風の時代と、現代の高校生の姿と、見た目大満足な作品です。

レオ(過去では王族)と、ナナセ(レオの従者)が現代に生まれ変わって、同級生となり身分差も年齢差も無くなって、普通に考えればしがらみが無くなって、楽しく現代の生活を送れてそしてお互いを見つけたら直ぐに好きになって、、と、話が進むのかと思ったらそうではなかったですね。過去の二人の恋が悲恋のまま終わっていたようで、、
お互い深く愛情を持っていたけど、結局は身分差から成就する事はない恋を断片的に思い出していく二人を見るのはちょっと切なかったり、苦しかったり。忘れたかった記憶と忘れたくない気持ちが二人の間で絶妙に現代の二人の関係に影響を与えて来るんですよね。目を潤ませるレオと同じように読んでいるこちらも感傷的な気持ちが読みながらずっと続いていました。
現代の二人が今を楽しもうとするけれど、過去の記憶で二人が覚えてる場面が違うことで、ちょっとすれ違うと言うか、過去の悲恋を今でも引きずってしまっていた二人が、記憶を思い出すうちに一番伝えたかった事、二人でやりたかった事に気づいて行くのがエモかったです。
泣き虫のレオの顔がとても美しくて。ナナセの騎士の姿と学生の姿はギャップがあって素敵です。
過去と現代が交互に描かれているので、ちょっと込み入った感じはありますが、過去の二人のエピソードが悲恋ながらも、とても美しくて儚い夢のようで、、
とても雰囲気のある作品でした。

モフモフとメガネが可愛い

「恋を知る狼様」を読んでこちらが、先に峰叉月様が出ていたということで読みました。
モフモフが好きな智也と、半狼という血を引くアキのお話。
アキは半狼の血が薄く、たまに耳やしっぽが出てしまう以外はほとんど人間と同じなんですが、動物と話したりもできるんです。それが凄く能力としては羨ましいなぁと思いながら読んでいました。力を思うようにコントロール出来なくて、みんなに体の秘密が知れるのを恐れているアキに、智也はフォローしてくれると。

智也はモフモフがとっても好きで、アキのフワフワの耳をずっと触りたいって気持ちが強いし、アキ君も、最初は触られたくないって言ってたけど、一度触られてしまうとなんだか気持ちよくなってしまって。お互いの性癖がピッタリ合ってしまってるんですよね。
大きい丸メガネのアキがとても可愛らしいです。そして、見た目はクールな智也先輩がスマートにアキをサポートしてくれるのがとてもかっこよかったです。
現代の峰叉月様も見られて、相変わらず長髪美人でとても満足出来ました。

ファンタジーな儚げ美人と前向き陽キャ

読む前に、帯をみて「性欲強めな勤労陽キャ×孤独を抱える雪肌美人」と書いてあり、
わざわざ“性欲強め”って書いてある事に意味はあるのかな?と、不思議に思って読み始めましたが、
読むと、攻めが性欲強めとわざわざ設定しなければならない理由がありました。
受けの雪那には不思議な力があるのですが、詳しい事は伏せます。
不思議な力の為に人との接触を避けながら生活していたのに、性欲強めな久喜と出会って、
二人が恋人になるまでは王道展開ですが、受けの雪那が素っ気ない態度の割には、誘い上手というか、そして、興奮してくると言葉が京都?言葉になるのがエロかった。そして久喜もグイグイと迫って行くけど、雪那には謎の部分があるのに大丈夫?って心配になるくらいには楽観的な攻めでした。
表紙や本の中にも白い椿が描かれていて、多分白侘助だと思うのですが、静かで控えめな感じの雪那のイメージにピッタリだと思いました。

とにかく顔と身体が良い

初めて読む作家さんです。表紙が好みだったので思わず買ってしまいました。
豹に体を変化出来る琥士郎がとにかくセクシー。子供の豹にであったのに、5年後には立派な雄になっていた、、と言うだけあって、ちょっと子供っぽかったり、やんちゃな気性が態度に出ていたりするけど、見た目がとにかくセクシーで、豹のしなやかな体つきもとても雰囲気が良いです。
琥士郎に発情期の処理をお願いされてしまい、振り回されてる感じの源慈ですが、琥士郎に告白されても、クソガキなんて言って相手にしませんでした。源慈も渋いオッサンでとてもかっこいいです。それに、ずっと忘れられない人がいて、、と言う、ちょっと哀しみを背負った感じも良いです。
そして唐突に出てくる二人の美形。
琥士郎の正体は一体なんなんでしょうね?
やくざの仕事は何となくの雰囲気って感じの展開で、どちらかと言うと謎の二人に危機を感じました。そして追い詰められると二人の気持ちが近づくって言う。
体格がしっかりした受けが好きな方にはどストライクの作品です。
欲を言えば、琥士郎の子供の‪頃のお話がもっと知りたい!源慈に育てられる琥士郎をもっと見てみたい!って思いました。