ざくざくちゃんさんのマイページ

レビューした作品

エキスパートレビューアー2024

女性ざくざくちゃんさん

レビュー数184

ポイント数893

今年度25位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

今までにないDom/Sub!!!攻めの執着がたまらーん!

表紙の攻めの表情と受けくんの可愛さから手に取ったこちら。タイトルにSubとあるからDom/Subかな〜??と読み始めましたが、本当に良い意味で驚かされた作品になりました!

Dom/Sub、そしてナチュラル(ノーマル)3つのダイナミクスが存在する世界観。
ナチュラルと診断を受けた公英(蒲公英の字からあだ名がたんぽぽ)は、モデルで同じ学校の依藤がSランクのDomであるが故にモテまくり、ナチュラルの自分は土俵にも立てない事から、モデルとしての依藤のファンでありながらもDomの依藤は嫌い……という難儀な立場でクラスのみんなから愛すべきバカといった存在になっています。
そんな中、寮で二人は同室となってしまい、ナチュラルであるはずの自分はDomのコマンドなんて効くはずがないのに反応してしまい、俺実はSubなの〜〜…!!?となっていきます笑笑

よくある設定だと、実はナチュラルではなくてSubだったーとか、Switchだったーになるんでしょうけどこちらは違うんですね〜♡♡
それがいわゆるDom/Subが故の運命の相手や相性ピッタリのパートナーといった事ではなく、DomもSubも関係ない、『ただの』その人自身を愛する関係のお話に昇華している所がとってもキュンっときました♡♡

そしてもちろん、Domの依藤くんのコマンドも登場します♡
Dom/Sub好きな方って潜在的にMっ子が多い気がしますが(え?私だけ??)コマンドに従ってしまうたんぽぽちゃんがまぁあぁぁ可愛いです♡♡兜合わせからイッた後の執拗な攻めによる潮吹き…となかなか激しいプレイまで♡♡

受けくんが逃げ場をなくすように少しずつ追い込んで行く執着重めな攻めがお好きな方、ぜひぜひおすすめです♡♡

紙で読みましょ!!

このシリーズ、絶対に紙(もしくはRenta!)で読んだ方がいいヤツです!!ナニがとは言いませんが、修正が18か??と思うぐらい素晴らしいです。他電子だと真っ白なので…私は買い直しました泣泣

でも、買い直しても後悔ないぐらいストーリーも素敵でエロも充実しています!!

社畜で自分の存在意義に疑問を持っていたリーマンの美春。死にたい、死んでもいいか…と思いながら電車を降り過ごすと目の前にあるのは廃旅館。ここを最後の地にしようか…と中に入ると「藤」と名乗る男に出会います。幽霊だ、成仏してください、なんでもしますから…!で、「セックス」もOKな美春。あれよあれよという間に藤(もちろん生きてる)を受け入れ、脇コキ(コアだな〜笑)されこれで成仏してくれる〜!!と思いきや、実は藤は生きていてボロ旅館の跡取り息子で、元AV俳優で今はAVのプロデューサーで…と一気に情報が更新されます。

この1連の流れまでコミカルで面白いのですが、そこから美春の健気さや藤男のクズさっぷりで切な〜くさせてくれて泣泣

1冊でエロ、甘、キュン、切な…が摂取できて最高です!!個人的に2冊目の夏…がさらに良かったので、こちらは萌え2とさせて頂きました!
藤男のクズ攻めざまぁぶりがどちらもまぁぁぁ良いです!!!

もぉぉぉ!可愛い!!!

作家さん買いで買ったこちらの作品。うみこ先生の作品にしてはえろ少なめです。が、クスッと笑える部分とリアルでもありそうな切ない部分がストーリーに落とし込まれていてさすがの面白さでした!


夢の中でゲーム体験ができるという設定もどこかありそうでなかったお話で、ワラビーの「キュービー」との触れ合いや、実は……な設定にも驚かされました。
周りのサブキャラ達も本当に面白いです。
うみこ先生の受けくんは可愛い子ばかりですが、今回の木瀬さんも年上ながら涙ぽろぽろ流しちゃうタイプでまぁぁぁ可愛いです♡♡
BL、というよりギャグ多めの人間リアリティ漫画という印象(ファンタジーチック)で、読みやすい作品でした!

攻めの見た目とは違うギャップにやられた…!!!

不感症で過去にセックスに対するトラウマを抱えている大学生の古賀ひなたと、高校生のバイトの後輩でパリピ陽キャな櫂のお話。
初めて会ったはずなのに「古賀さんがゲイだって知ってるよ」と半ば脅されるような形で身体の関係を持ってしまいます。

セックスに対して『痛い』『怖い』といったマイナスのイメージを持つひなたに対して、絶対にひなたが嫌がることはせずに、ただひなたに気持ちよくなってもらう…という徹底ぶりに高校生とは思えないスパダリ感を感じました!見た目はパリピなのに、中身はとっても誠実でまっすぐ!それでいて年下特有のワンコで甘えて来ることもあって……最強か??ギャップがたまりません。
そんな櫂のテクで意外にも感じてしまったひなたが、「もっと知りたい」とどんどん櫂に絆されていってしまうちょろエッチさもまたまた可愛い!!
二人の身長差も可愛いです。

そしてトラウマの原因がまさかの人物で、なるほど……となりますが決して嫌味な人物でもなく、全ては怖がって自分の気持ちを伝えられなかったひなたの性格が招いたトラウマなのかな…と思います。

ラストはとっても幸せな最後でぽわぽわ温かい気持ちになりました♡♡

紙本 白斜線

それぞれの思いが切ない……!

元恋人同士で今は仕事のパートナーである晴海と公彦、公彦のセフレでカフェのバイトである大学生敬太のそれぞれの気持ちの矢印が行き交う切ないお話でした!

最初の爽やかなカフェの様子から一変して、公彦と敬太のえっちなシーンが飛び込んできた時はびっくりしました。いや、この二人とってもえっっっっで……最高!!けれどその中にも気持ちの矢印がすれ違ってるのがわかって、なんだこれ切な〜〜〜〜!泣となりました。
晴海の元彼も登場していよいよ矢印は混戦。

キャラの心理描写がとても丁寧で読みやすかったです。こちら「とめどなくシュガー」のスピン元なので、まずこちらを読んでからの方がシュガーの敬太の気持ちによ〜〜〜〜〜〜く共感できると思います。
いや〜えっちだったなぁ…()

ワリキリ コミック

中川カネ子 

そういう事!?と判明してからのニヤケがとまらーん!

初めての作家さんです。いやもう、圧倒されました!!

マッチングアプリで遊び相手を漁るシュウの相手に求める条件は、後腐れなくセックス中も多くは語らずその場限りと『割り切』った関係。そんな条件にピッタリ当てはまるユキヤは会ったらほぼ無言でシュウを抱き、また、と言って帰っていきます。お互いにその関係が心地よいものになってきた頃……ユキヤ視点へと変わり、まさかの高校生である事が判明します。(早い段階)
いや、ここからがまあぁぁぁ面白いです!
無口だと思っていたのは喋るとバレると思ったから、そして全然無口なんかじゃなくて年相応におバカで話す子で…。
働いているシュウさんの姿を見つけたらストーカー紛いの事をして全部知り尽くしていたり。

そのギャップがたまらないのですが、シュウさんに全てがバレてからの展開が最高です!!
は〜記憶消してもう1回読みたい!!!
そゆこと!?っていうタイトル回収もあります。

そしてなんと言ってもえろい!!修正もあるのか?!ってぐらいまぁ見事に見えます。tinがとってもすんばらしいです!!シュウさんがまた美人なんだな……。
何回も読み返してしまうぐらい大好きな作品になりました♡
始終甘くてえちくて楽しくて最高です!

吸血鬼の成長ぶりに萌えます♡

人間と吸血鬼が『人口血液』の開発によって共存する世界観で描かれています。

恋人を亡くして傷心したレイネは孤児の吸血鬼ヨエルを引き取り「友」として共同生活を始めます。
子どもの姿のヨエル、とても可愛いです。吸血鬼がまだ世の中で虐げられている中で、レイネの優しさがヨエルを包みこんで、彼にとってレイネが世界の中心に感じたことでしょう。
この作品独特の設定かもしれませんが、人間の血液を舐めると吸血鬼は急成長する……とあり、ある事件がきっかけでヨエルは身体が成人と同じようになります。

小、中学生ぐらいへの途中成長時点でレイネに対するスパダリ具合は片鱗を見せていましたが、身体が成長しきってからのレイネに対する愛の伝え方は目を見張るものがあります。
それでいて子どもっぽさも共存しているので……最高ですね。
レイネの恋人に対するヨエルの嫉妬も可愛いです。そして切ないです。

紙、白塗りなのが本当に残念ですが身体の描き方が本当に綺麗で美しいです。

癒し癒され、甘々で面白い!!

碗先生節が作品自体いっぱいで素晴らしい作品でした!

冒頭のたお君東京上京編は、実際にこんな若者居そうだな…と思ってしまう程のブラックな職場、人間関係でたお君が精神的肉体的に追い込まれる様子が見ていて辛かったです。

そしてそこから逃げ出しての、たお君Uターン田舎編。親友で幼なじみで1個違いのあらた君に『東京で穢れたから禊が必要』と言われ…ちょろいたお君は嘘だあ??と思いながらも快感に身を任せてしまうわけです(どゆこと笑)
こちらの初エッチシーン、準備の様子もバッチリ描かれていて(おしりの)こういう所碗先生らしいなぁと思います。まぁぁ色んな液体がぶしゃあでえちえちでございます♡♡

禊は即嘘だとバレてしまうわけですが、のんびりした田舎の生活とあらた君に次第に癒されるたお君。夢やぶれ…な若者も多いと思いますが、生まれ育った地元がやはり過ごしやすいのもまた事実。とってもリアルです。田舎ならではの人の温かさもあります。

一方あらた君も、東京から逃げてきた理由があり…そんな彼を癒してくれたのはたお君だったわけです。お互いが癒し、癒される関係が大好きなのでジーンときました。

苦しい部分と甘々部分、そしてフフっと笑える面白い部分が交互に押し寄せて来て最高でした!や〜えろかった( ^ω^)b

仄暗さと背徳感がたまらない……

マキネ先生の初読み作品がこちらでした。
息子、真(シン)は週末の2日間だけ実父の真(まこと)として義理の父である明を抱く約束をしてるんですねぇ。しかも、その真(まこと)に実は明は恋心を抱いていて、言えずに彼は亡くなってしまった。彼と同じ名前、そして成長する度に彼と瓜二つになっていく息子の真(シン)に真(まこと)を重ねながら許されない関係を続ける……


いやいやいや、設定からもうぐちゃぐちゃドロドロ背徳感の塊で、どうやったらこの関係が思いつくのか脱帽です。
真(シン)は明の望む事をしてやりたい、そのためなら真(まこと)として抱いてやる事も厭わない、好きだから離れたくないと、『自分』の存在意義に対して軽い考えなのが切ないです。
一方明はこの関係が決して許されるものではないとわかっていながら、自分の欲のために息子である真(シン)に真(まこと)の姿を求め、それでも自分が今誰を想っているのか分からない……というこちらも切ない切ない。

名前がポイントになる作品ですので、深くは書けませんがとても感動しました。
仄暗さと背徳感いっぱいですが、息子、父それぞれの執着、愛がたっぷり味わえて満足です。

海辺にうつせみ コミック

わが 

手を叩いてのハピエンでは無い……けれどじんわり温かい気持ちになる

初めての先生です。ほんわかとした絵と表紙の爽やかさに惹かれて購入しました。

小学校まで毎年夏になると父方の実家に帰省していたコウはそこでルイという少年と仲良くなりますが両親の離婚を境に会えず、7年離ればなれになります。ようやくバイトでお金をため、会いに行く…と割とすんなり会えてしまいます。思い出話に花を咲かせる二人ですが、少しづつあれ??と引っかかる部分がちりばめられています。
ルイにこの7年間何があったのかが段々判明して来ます。意外にもコウはその事実をすんなり受け入れて、ルイ自身も悲観している風もない様子です。

読んでいると切なさはもちろん感じるのですが、ただ悲しむのではなくて、今生きている人が何かのタイミングや見た物で大好きだった人を思い出せばきっとその人は永遠に生き続ける…という強いメッセージ性を感じるお話でした。ルイのお母さん達も、思い出す事を苦しみと捉えるのではなく大好きな人に会えるという気持ちで向き合っているところが本当に素敵でした。

二人の事を考えたらハピエンではないのだと思います。でも、嫌な気持ちにはならず、きっと二人はこれからも一緒なんだなというじんわり温かい気持ちになる読後感でした。