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エキスパートレビューアー2024

女性晃子さん

レビュー数86

ポイント数530

今年度34位

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超人気作なのに、場を盛り下げてごめんなさい

まず表紙の美しさに目を奪われ、読破。
「ラムスプリンガ~」の頃よりも格段に絵柄が読みやすくなってて良かったです。

ただ…☆2にした理由は、ところどころ仏語的にありえない表現があるから。
仏語には「俺・僕・私」などの違いがなく、全部「je」です。
一人称が自分の名前にもなりません。
英語も独語も同様(Iとich)。
一人称は韓国語には2種類、ベトナム語とインドネシア語には複数あるそうですが、やはり特に日本語が相当多いみたいですね。
wikiによると世界でも一番多いのだとか。
失礼、話がそれました。
なので:

①「まだ自分のこと『ルネ』(=一人称)って呼んでるのか」とからかわれる
②そのルネが「もう自分のこと『おれ』って呼んでるんだぞ」と言う
③あるキャラが「あたし」と言って女の子だとバレる

これら全部おかしいです。
作中には「仏語圏である」と明記はされてないですし、私も「ファンタジーだしな~」で大概はなんでも受け入れられるタチなんですけど、仏語であそこまでガッツリ手紙まで書いちゃってるのでね…
人物(動物)名もフランス系だったし、「カシュカシュ(かくれんぼ)なんて言葉、なんで知ってるんだ」というセリフもありましたし…
やっぱり仏語圏のお話じゃないんだな、日本語をしゃべる日本人の物語じゃん…って一気に現実に引き戻されました。
せっかくお話自体はすごく良かったのに、なぜ架空の言語設定にしなかったのか…それで全て解決するのに、残念でなりません。
こういう作品は、他言語に翻訳するときに
「※ルネは ore という一人称を使っています。ore は boku や watashi よりも男っぽくて外交的なイメージを与え~ etc.」
などと枠外注釈だらけになるのをよく見かけます。
(「君の名は。」も相当 翻訳家泣かせの作品だったと聞きます)
ただ、本作のそれ以外は(ファンタジーもともと好きなので)素晴らしかったし、2巻以降も読むと思いますので、今後も著作を楽しみにしております。

以上、本作に関係なく、少しでもこれから創作活動をされる方の参考になればと思い、レビューいたしました。

<注意点>1か所、微グロシーンあるので苦手な方は注意

評価が低めなのも理解はできます

「健気ワンコDKx喫茶店の美人店長」。
店長の友人である、バーのマスターがアゴ髭メガネイケオジー!ひゃっほう。
本庄さん、こんなキャラも描かれるんだ?!イケオジ本棚直行です。

とにかく攻めの髪型が好き(受けのもだけど)。
黒髪でツーブロなんですよ?!
それで健気でずっと一人の男性を想い続けてるなんて、ギャップ萌え大好物です。

受けが歪んだ性癖になった理由付けが弱いというご意見もありましたが、私はちゃんと理解できました。
一番好きだった人(攻めの○○」に想いを伝える勇気がなくて、とにかく誰かと体を…っていう心情、分からなくはないです。
攻めに好きって素直に言えないのも、「もしかしたら○○の代わりなんじゃないか」って思われるのが怖かっただけじゃなくて、自分自身も攻めを代わりにしてしまうのが怖かったから(実際は代わりなんかじゃないのに)。

<一番グッときた箇所>
攻めがせっかくキスするチャンスがあったのにしなかったこと。
「今キスしたって好きになってくれるわけじゃない」って言うんですよ…。
本庄さん…わかってらっしゃる!

サブキャラであるマスターがあまりにも好みドストライクだったのと、攻めの髪型とセリフがすごく良かったので、おまけの☆5です。

<注意点>
・両想いになる前にセフレやモブとの本番あり
・えrマシマシです!本庄さんにしては珍しい!(おっとヨダレが

<特に心に残った言葉>
「誰かの代わりになんて ならなくていい」「人生だって 進路だって 自分だけのものなんだ」

これを名作と言わずして何と言おうか

初めて本作の存在を知ったのは、よしながふみさんの「きのう何食べた?」がきっかけでした。
作中の登場人物と同じように、まずはGoogle画像検索して、詳細情報もチェックして…
マンガ版はまだ巻数の多さにビビって読めてません。
まずはこちらのアニメ版を数年前に視聴。
………
……………
いや…すごいです。
当方 語彙力激貧なもので、言葉がうまく出てきません。
BLの歴史に名を残す金字塔と言われるのも大いに納得です。
しかもセルジュのCVが!小原乃梨子さん…(涙)
わずか60分のOVAなので、16巻もあるマンガのほんの一部しか描写されていませんが、それでもすごかった。
強烈に印象に残りました。
ぜひ多くの方に見て(読んで)いただきたいです。
マンガ版はebookjapan Plusから出版されているので、ご興味あればぜひ。

レビューランキング一位なの、多いに納得

仲良くさせていただいているレビュワーさんが珍しく絶賛されていたので、触発されてポチりました。
これは素晴らしい…。泣きますよこりゃあ。
全ての擬人化好きさん、人外好きさん、子育てBL好きさんに全力でオススメします。

ていうかこれ、タイトルが「コッコとオットの話」みたいな感じじゃなくて完全にオット(攻め)視点なのが意外だなって思いました。
お話自体は、双方の視点で進んでいきます。

<注意点>
①受けが(一応成人?してるけど)ショタっぽい
②人を殴るシーン有り
③一瞬ん?どーゆー意味?となるであろう箇所があります
(オットが、無精卵なのに「この子は(たしかに)俺とコッコの子だった」という箇所。私は不妊治療でイメージしたので、しっかりと理解できました)
④時々作画が安定しないことがある
(顔パーツや体パーツのバランスなど。でも すごくかわいい絵柄で大変良かったです)

最後に総ページ数を見てビックリ。
224ページもあったの?!ってぐらい、ホントにあっという間でした。
馬とワニがギャンかわ。
猿の猿バージョンも見たかったな…
(「いったい何を言っているんだコイツは」と思われた方、ぜひ本作をご覧ください)

<名前について>
・オット(ー)(Otto):ドイツ語圏で実際によく見かける男性名
(我が家の近くにも「オットー公園」があります)
・コッコ(Kokko):フィンランド、アメリカ、スウェーデン、ミャンマー、中国、ナイジェリアで見られる、非常に珍しい男女兼用の名前
(名字の方が一般的です)

弟の夫 DVD

老若男女問わず、一人でも多くの人に見てほしい

当事者である友人にモーレツに薦められて、夫と一緒に観ました。
涙なくしては見られませんでした…
せつない、心温まる、ほっこり、だけじゃない。
女性の性すらもきちんと描かれており、なにより同性愛について深く考えさせられました。
夫も「すごい。かなり良く出来た作品」と言ってましたね。

一番主婦として救われたというか…よくぞこの言葉を原作通り入れてくださった…ありがとう…と思ったのは、マイクが主人公に言う
「毎日ご飯つくって掃除して洗濯してる、それは立派なお仕事でしょ?」
というセリフ。
そこには「製作陣、攻めてるな」だけで終わらない、彼らの挑戦がうかがえる。
専業主婦・専業主夫に対する世間の偏見や、もちろんLGBTに関して、こういった
「いろんな人がいる。みんなそれぞれ違う。それが当たり前なんだよ」
っていう考え方が本当の意味で "普通" になってほしい。

みなさんの演技も素晴らしいんですが、特にやはり主人公の佐藤隆太さんが良かった。
カナダ人設定であるマイク役の把瑠都さんはエストニア出身なので、英語の発音が全っっっ然カナダ人に聞こえなかったのが個人的にめちゃくちゃ気になりましたが、それ以外のビジュアルや雰囲気は本当にそのまんまだったので、ほぼ違和感なかったです。
演技力も、もちろんベテラン俳優ではないので「演技してる感」はどうしても出てしまうけど、それでも連続ドラマ初挑戦とは思えないほどものすごく自然でした。

老若男女問わず、LGBTに偏見がある人にも、逆に偏見がない人にも、一人でも多くの人に見てほしいです。

まさに王道、年下ワンコ攻め・スパダリ溺愛

「遊び人だったボンボン王子系DKx黒髪・流し目、色っぽい激貧先生」。

受けの外見がちゃんと男性なのがいいし、無自覚えrフェロモン炸裂で可愛い…
それになんといってもプリケツ!
他の著作がかなり倫理観ぶっ飛んだ設定が多くて現実離れしていて、感情移入しにくかったんですけど、本作はセレブ具合がちょうど良かった!

この作者さんには名義がなんと下記3つもあって、ちょっとややこしいんです:
①白塚さん
②葉那(はな)さん(サークル名:僕の心臓)
③梅沢はなさん

Pixiv登録は②の名義だけで、①③名義の作品含め、いろいろ大量に試し読みできます。
②名義の「愛と欲望はクレイジーで」は③名義の「愛と欲望は学園で(全12巻)」のスピンオフで、他にも「愛と欲望は~」で始まる続編が多数ありますし、著作が一番多いのも③名義です。

一目見ただけで「あ、同じ人だ」と分かる個性的な絵柄で、頭身とかクセあってすごいけど、切れ長の目にしなやかな体、子供は可愛いし全部ひっくるめてすごくキレイ。
こういう個性は嫌いじゃないです。
ていうか大好きです!

①②③ 計3つも名義あるうえに、お互いに作品がカブってて非常にややこしいですが、素敵な作家さんなので ぜひいろいろ試し読みしてみてください。

ガサツなロン毛美人が、料理上手な短髪クマ系男子と一緒に○○○を作る話は珍しい!

去年3月に読破。
2010~12年なので作画は今よりさらにラフで、パースとか気になるところもあるけれど、キレイ系イケメンが美麗なのは今と変わらずだし、話はどれも可愛くて良かった!
画面の白さや作画のラフさは気になる人いるかもしれないんですが、私個人的にはそういう作風と思えば無問題でした。

①表題作
DK同士「写真部員、後輩x黒髪・三白眼・メガネの美術部員、想い人が忘れられない先輩」
年下ワンコ攻めが、先輩の想い人を忘れさせてあげられるよう奮闘する話。
ラスト、相変わらず言葉遊びが秀逸!

②DK同士「美形で短気な同級生x黒髪・小柄で気弱ないじめられっ子」
お互いの弱点を克服する話。
受けが可愛い。

③幼馴染同士「泣き虫だった夏希xいつも助けてくれた爽太」
ほぼブロマンスかな?みたいなのが良い。

④「恋人持ちでスーツイケメン、花屋の客x黒髪、花屋の店員」
片思いがせつない。果たしてその恋の行方は?

⑤DK同士「ケーキを作りたい、ガサツな長髪美人x短髪クマ系、弱気な料理部部員」
かなり良かった!
東条さんがオネエなのは口調だけで、中身も外身もめちゃくちゃ男らしくてカッコいいんです!
ナヨっとしてなくて本当にホッとしました。
しかもあとがきに、東条さんが②の主人公とイトコ同士とか、その他モブキャラも詳しく描かれてて、こういう細かい設定がすごく良い。

①のみ描き下ろしでえrあり。
他は全部えrなしです。

平眞さん作で一番オススメなのは誠くんシリーズ「僕にも~」&「兄貴が~」と「夏が~」で揺るぎなく、3作ともしょっちゅう読んじゃうぐらい大好きなんですが、こういうの読むのもたまにはいいなと思いました。
満足です。

①普段は不愛想で気難しいのに…②普段はチャラい遊び人なのに…

全部同じシェアハウスで展開する3CPの話です。
個人的には3つとも良かった!

①1CP目:
大学生同士「不愛想で気難し屋な静x明るく素直な正太郎」
攻めが「兄貴が恋を拾ってきました」のアユさんっぽくて…

※ここ重要!
◆普段は不愛想で気難しいのに、受け(と犬猫!)にだけは余裕なくなって溺愛◆

の王道パターンで特に良かったです。
正太郎くんが小柄、しかもオンマユ短髪で可愛い。

②2CP目:
「遊び人風キレイ系イケメンxやや疲れた感じのおじさん」
こういうのがあるからBL読むのってやめられないんだよな~、としみじみ思える、想い人を忘れさせてあげられるよう頑張る遊び人。

※ここ重要!
◆普段はチャラい遊び人なのに、年上の受けにだけは一途◆

なんです。ギャップ萌えです。そう、こういうのが萌えるんです!
受けから想い人への、結婚式のスピーチが特に良かったです…

③3CP目:
実兄弟「デカい弟x小柄な兄」(地雷の人注意!)
お互いを触るまでで、挿入はなし。

※ここ重要!
◆不愛想で一途な年下ワンコ攻め◆です。

著作でダントツで一番好きな誠くんシリーズ(「僕にも恋がやってきました!?」&「兄貴が恋を拾ってきました」)や「夏が来たのでキスしませんか」の高身長イケオジ弁護士xカッコ可愛い敬くんに比べたら、やっぱり見た目の好みとかであちらの3作に軍配が上がるし、丸々1冊=1CPの作品と比べてしまうと、どうしても1CPに割かれるページ数が3分の1になるため、展開の早さは否めません。
それでも平眞さん大好きなので本作の話自体はどれも好きです。

ちなみに昨日、断髪トピがきっかけで去年2月に読んだ本作の③を思い出したので、「あ、レビュー書こう」ってなりました。

老若男女問わず、一人でも多くの人に読んでもらいたい

恋愛ものではなく、ヒューマンドラマなので非BLですが、名作です。
もし自分が主人公の立場だった場合、マイクにどう接していただろう?と深く考えさせられました。
主人公:佐藤隆太さん、マイク:把瑠都さんで実写ドラマ化もされましたが、涙なくしては見られませんでした。

LGBTについて知りたい人はもちろんのこと、LGBTはウンザリという人も、老若男女問わず、一人でも多くの人に読んでもらいたいです。
今なら1巻丸々、182ページも無料&2~3巻が30%オフなのでぜひ。

ちなみに一卵性双生児の片方が同性愛者の場合、もう片方も同性愛者になる確率は約30~50%だそうです。
遺伝子情報が100%一緒なんだから、そこは100%じゃないのか!へぇ~と驚いた記憶があります。
もちろん「じゃあ環境で同性愛者になるのか」と勘違いされる方もいるでしょうが、それは全くの誤解で、はるか昔から一定数、先天的な原因でそういった人々は存在しており、その割合はどの時代のどの集団で調べても変わりません。
この一卵性双生児の性的指向(※嗜好ではありません)が100%一致しない件に関してはいまだに謎のままなので、いつか解明される日が来るかもしれませんね。

greenには「未熟な、経験の浅い、世間知らずの」という意味があります

読もうかどうか迷ってる人、読んでください。
私自身、読んで本っっっっ当~~~に良かったです。
損はさせません。名作です。

便宜上女性コミックに分類されているけど、これは紛れもなくBLです。
桐野親子の回想シーン、自転車で別れるシーンでは目頭が熱くなりました。
ご安心ください、主人公はハピエンです。

ただ…桐野の選んだ道は賛否あり、本サイトに限らずレビュー欄にはピ側のかたも多いようですが、桐野のように性的指向(※"嗜好"ではない)を隠して偽装結婚する人は、可視化されてないだけで実際にはたくさんいるのだと思います。
現に私の友人も、妻子持ちさんとデュアルしたことがあると言ってましたから。
なので非常にせつないけれど、私としてはある程度は説明のつく、納得のいく終わり方でした。
女性とセッできてしまう時点で同性愛者じゃないのでは?という疑問もわきましょうが、こういった人々は現在では「ゲイフレキシブル」、ヘテロ寄りならば「ヘテロフレキシブル」と呼ばれています。
(ググってみてください)
もし桐野がゲイ男性ではなくトランスジェンダーMtFならば、この場合「ヘテロフレキシブル」です。

本作のタイトルはNirvanaの「Smells Like Teen Spirit」という曲から取られたものだ、と書いてくださったレビュワーさんのお陰で、この作品をより深く理解することができました。
(レビュワーさん、ありがとうございます)
作者さんはTeenをGreenに変えたのですね。
上手いなぁ…