「店長、恋です。」
受の西山は雇われコンビニ店長になってまだ一ヶ月の新米で、そんな彼の悩みは攻である古株バイトの東野。東野はとにかく仕事ができる子なのでその分他人にも完璧を求めてしまって、他のバイトの子達だけじゃなく店長である自分にも説教してくる東野のことを苦手に思っていたんですね。そして、その悩みを相談する相手が上司の米村。西山にとって米村は高校の時の先輩で、無職でフラフラしていた自分をこの職場に誘ってくれた人で、SEXも含めていろいろと教えてもらった人。
米村の命令で苦手だった東野と二人きりで4日間夜勤のシフトに入ることになった西山は最初こそ恐がっていたものの、東野と接するうちに彼の意外な一面だったりを知ってもっと喋りたいって思うようになり、ずっと無表情だった東野が一度だけふわりと笑うんですね。その顔が可愛くて、西山も不覚にもときめいてしまい(そもそも俺はストレートだ。米村さんとのことだって勢いだけだったし)と自分に言い聞かせていたんですけど本当のノンケは勢いだけで男と寝られないよと思ってしまいました(苦笑)
4日間の夜勤が終わって東野とも少し仲良くなれてきたかなと思った矢先に米村に押し倒されてるシーンを東野に(2回も)目撃されて関係が悪くなってしまいこんな雰囲気は良くないと東野を自分の家に強制連行して話し合いをすることに。
東野は元々ノンケなので自分でもよくわからないけど西山が押し倒されるのを見てからおかしくなっている「上書きしたいんですけど」って押し倒すのですがこの時の東野の表情、クリームを舐める仕草が色っぽい!そしてHシーンへ。
「俺慣れてるわけじゃないから」という西山の言葉にふっと嬉しそうに微笑んで「俺も慣れてないんで」という東野がめっちゃ可愛くて行為の最中に米村から電話がかかってきて出られないように「ダメです。今は」と激しく動く東野の独占欲も良かったです。
私は本命以外に抱かれたことのある受が苦手なのであまり萌えれなかったのですが気にならない方は普通に楽しめると思います。ただガチのノンケ同士の恋愛を求めている方は肩透かしを食らうかも知れません。
個人的に東野の普段クールで無表情な彼がHの時に見せる色っぽさに注目してもらいたいです。
「店長、恋です。 米村シフト」
西山に片思いしていた米村と新人夜勤バイトの安藤の話。
東野と西山のキスシーンを目撃して米村はショックで走り去るんですけどそれを安藤に見られていました。
そんな米村の姿を見て気になった安藤くんが若さ全力でぶつかっていくんです。
肝心なところで一歩が進めず逃げてしまう臆病な米村とそれを全力で追いかける安藤は良い組み合わせだと思うんですけど米村の言葉に傷ついて走り去る安藤を東野が追いかけたり、助言してあげてるのを見て東野×安藤だったら良かったのに!と思ってしまいました(笑)東野に惚れ直しますよ。
Hシーンが無いのでわからないのですが米村が受かな?私的な期待も込めて。
2人の描き下ろし有。米村は髪を下ろすと少し幼くなるのと安藤に乳首を吸われて顔を真っ赤にしてるのを見て不覚にも可愛いと思ってしまいました。
「幸せにするから覚悟しろ」
西山の店で働く日勤バイトの水沢と大学の後輩吉池の話。
水沢は失恋のショックで発注をミスしてしまいそのパンを買い取った帰りに座り込んでお腹の音を鳴らしている吉池にそのパンをあげるんですけど
その数日後大学で再会して「メロンパンの人だ!」「好きです」と告白されて付きまとわれるように。そして吉池に何度告白されても断る水沢。
水沢は失恋からまだ吹っ切れてないってのもあるんですけど水沢はタチなんですよ。吉池もタチで。
男同士ってそこ重要だよねと言う水沢の言葉に数日考えたすえ吉池はネコになる覚悟をするんですけど結局吉池が押し倒して水沢が受けることに。個人的には水沢×吉池がいいなと思っていたのでそれが残念でした。
吉池は安藤とはまた違った可愛い感じのワンコで水沢は落ち着いていてかっこいいんですよね。ネコは初めてなのに水沢が「もっとこっち」と吉池を誘導していてやっぱり水沢には攻めてもらいたかったなと思いました。
可愛い攻もワンコ攻も攻×攻も好きなんですけどこれは少し惜しかったです。
でも愛情を上手く伝えられない水沢とありったけの愛情をぶつけてくる吉池は良いカップルだなと思いました。
初読みの作家様だったのですがとにかく絵がシンプル綺麗で読みやすい!さらさらと読めてしまいます。あと色っぽいんだけど品のあるHシーンを描く方だなと。アングルも良かったです。キャラも組み合わせが自分好みではなかっただけで個々としては西山以外はみんな素敵です。もし西山×米村・東野×安藤・水沢×吉池だったら萌×2でした。
全ての作品に共通することは年下の子が年上を一生懸命追いかけているところ、なので年下攻好きな方には美味しいのではないでしょうか。
「男同士で愛なんてあってたまるか!!」帯にでかでかと書かれている渡島の台詞に、熱い視線をおくる攻と少し困った表情の受が描かれた表紙、あらすじを見てもわかるとおり学園王道モノなんだろうと楽しみにしていましたが本当に面白かった!キュン萌えさせてもらいました♪やっぱり学生モノは大好き!
冒頭から放課後の誰もいない教室に渡島(受)と檜山(攻)が2人きりという何か起こってくれるであろうシーンから始まるわけですけど檜山の視線が凄いです。熱いです。熱視線ってこういうことを言うんですね(笑)
そんな空気にたえきれず言いたいことがあるならはっきり言えと渡島が言うわけなんですがまさかの檜山の告白に「男同士で愛なんてあってたまるか!!死ね!」と逃げてしまいます。
ところが翌日登校してきた檜山と目が合い赤くなる渡島。あれ?もう意識してるんじゃん!と思いますがそう簡単にはいきません(笑)
主役で受の渡島は見た目は地味というか大人しそうなんですけど性格がツンデレだし素直じゃないし気が強めなので、最初の方は彼の口から「死ね!」「殺すぞ!」という言葉が何回出たことか(笑)だから攻である檜山が猛烈なアプローチを送り続けるんですね。
もうとっくに檜山に惹かれているのに渡島がなかなかそのことを認めず進展したと思ったら後退してケンカしてゆっくり進んでいくそんな2人のやりとりを甘酸っぱい気持ちで見守れます。キスシーンがこんなにもこそばゆい気持ちになるなんて(笑)あと笑えるシーンが多くて2~3ページのわりあいで笑わせてくれますよ。
渡島と檜山はどちらも気が弱い方じゃないのでよくケンカをするのですがそれが夫婦漫才をみているようで(笑)
そして忘れてはいけない渡島の友達の石狩くんと胆振も魅力的で4人でわいわいしてるシーンが楽しいんですけど、それだけじゃなくて。胆振の「彼女と、とうとうしちゃった」発言で檜山と石狩くんはもうとっくに童貞じゃないことがわかってしまったり、修学旅行先で檜山の元カノに遭遇したりと2人の仲を少し進展させるのに良い感じにサブキャラ達が働いてくれるんです。と言っても2人の仲に気づいているのは石狩くんだけなんですけど(笑)石狩くん×胆振をぜひ見てみたい!落ち着いた攻にお馬鹿な受って萌える♥けど絶対に無理なんだろうな…残念。
檜山は正直最初は見た目がタイプではなかったんですけど読んでいくうちに素敵に見えてきて、も~めっちゃカッコいいんですよ!無口でムッツリなところも女の子によく告白されたり元カノに言い寄られたりしてめちゃめちゃモテるのに渡島しか眼中にないところとか♥そして実は檜山と渡島は入学する前に1度出会っていてそれからずっと好きだったのに渡島には思い出の消しゴムを汚いと言われ忘れられてたり(笑)修学旅行先での夜に初めて触りあうだけのHをするんですけど檜山が泣くんですよ。普段強引というかわりと強気なくせにいざ本当にこういうことをして渡島に嫌われたらと心配だったんでしょうね。渡島の態度が変わらないことに安心して泣くんですけど胸がジーンとしました。愛おしすぎる!
掻き下ろし漫画で福引で当てた旅行先で渡島と檜山がようやく初めて結ばれます♥も~2人のやりとりが本当にキュンキュンして口数は少なくても色っぽい。そしてここで初めてちゃんと渡島の口から「好き」って言葉をきけたのもよかったです。個人的に初Hのシーンが丁寧に描かれているのと、翌朝の2人のニヤニヤなやり取りが良くて本当にご馳走様って感じです(笑)本のカバーもぜひめくってみて下さい。帰りの電車での2人【渡島君はまだ専門用語を知らない】がみれます♪檜山の受か…少し見たい気も(笑)
やわらかく可愛らしい絵があまあまほのぼのな話にぴったりなのも良かった。これが初コミックスとのことで、もっとこの作家様の他の作品も見たくなりました。
とにかくキュンキュンしたい、笑いたい、癒されたい、ピュアな気持ちになりたいという方にオススメです(*´∇`*)
GP学園シリーズの中でも特に大好きな鈴音と琴音のお話だったので
発売を楽しみにしていました♪
少し意地悪でクールな琴音(攻)とお馬鹿なクセに意地っ張りで泣き虫な鈴音(受)の
やり取りがたまらなく好きで相変わらず鈴音の泣き顔は本当に可愛かった♥
琴音がわざと意地悪する気持ちがわかります(笑)
でも前回よりはちょっとだけ進歩していて。前は何かあるとすぐ琴音に「キライ」
と連呼してその度に意地悪されて泣くっていうパターンが多かったけど
今回鈴音が少し素直になれた事と、やっぱり琴音の方が精神的に大人なので
いちいち鈴音の「キライ」って言葉を真に受けなくなったこと
そして鈴音のお馬鹿な勘違いのおかげて初めて結ばれるんですけど
ずっと見守ってきた2人なだけに初Hシーンはかなりテンションが上がりました(笑)
Hシーンは2回。掻き下ろしあり。あとお菓子の擬人化の話が収録されていて
可愛らしかったですよ。
久しぶりに他の生徒会のメンバーもみれたし満足で…そしてやっぱりクマ先輩とハルキがどうなるのか気になります。ショタが高校3年のクマみたいな大男(乙女趣味)を嫁にしたいと言ってるんですもの…!
この本だけでも読めますがGP学園シリーズを読んでいると絶対もっと楽しめますよ♪
GP学園は他にもカップルがいるので気になった方はぜひ☆
攻めの江波は男女問わず人気モノで頭も良く運動神経万能、更に加えて顔も良く
まさに完璧イケメン君。受けの多田も自分もこんな風になりたいと
ずっと憧れていたんですが実は本当の江波はワガママで強引な俺様男で
しかも強引にバックバージンまで奪われちゃいます。
体調が悪くなったという江波と二人で合コンを抜け出した時に食べられてしまうんですけど、そのシーンは昨夜の出来事を思い返してる感じで簡単かつコメディになっているので
一応無理やりではあるけど笑えました。 俺様だし恐いんだけど可愛いんですよね。
そもそも両思いだと勝手に勘違いしての行動だったので。かなり強引だけど(笑)
多田は中高と部活一筋だったので女の子とも付き合ったことがなくて
キスの時に恥ずかしがってる姿が可愛い!江波にも「あざといやつ」と言われてました(笑)
タイトルがケダモノ彼氏なだけあって江波がかなりガツガツしているので
最初は恋愛の好きではなかった多田もだんだん意識するようになるんですが
そんな時、友達から江波が主催だという合コンに誘われます。
初耳な話にやっぱり自分をからかっていたのかとショックをうけ歩いていると
そこへ女の子から逃げてきた江波が。
合コン話で複雑な気持ちの多田は「さわるな」と江波の手を振り払ってしまうんですけど
そんな態度に怒った江波に強制連行&尋問されてしまい合コンの話を言うんですが
実は主催といっても名前を貸すだけで江波は参加する気なんてなく誤解がとけ
ニヤニヤ展開(笑)多田が妬いていることに喜んでる江波が可愛い~
その後くっついてからも少しすれ違うんですけど「俺に対する愛が薄い」「俺ばっかりが
好きで舞い上がってるみてぇ」「もう手だしてやんねぇー」と甘いです!笑
上記の台詞以外にも江波のツボった発言が結構ありました。多田に対する
溺愛ぶりというか執着っぷりがイイんです。もう好きで好きで仕方ないんですよね。
あとHの時の受けの泣き顔が嗜虐心を煽る感じが好き(笑)
【カレ×カレ】
誰と交際しても長続きしなくて失恋王という異名をもつ攻め・悠木と数年前に彼女と別れて以来恋愛なんてご無沙汰すぎて恋の仕方すら忘れている受け・慧の話です。
彼女と別れ住むところに困っている悠木に「しばらくの間、俺の部屋に来る?」と
慧が言ったことから2人の同居が始まります。
悠木はゲイではないんですが実は前から慧のことが気になっていて
同居してすぐに積極的にアタックするんですけど慧は恋に臆病で不器用なノンケなので
最初のHは強引気味で流される感じになります。
【うんざりするほど甘くして】
「アラタ…俺ホモなのかもしれないんだ」と親友、宗から打ち明けられます。
そんな衝撃告白をされてもいまいち実感の湧かないアラタだったんですけど
ある日、宗にキスをされ押し倒されそうになり思いきり蹴飛ばして自転車で
逃げててしまいます。←コミカルで面白かった(笑)
昨日はごめんねと宗に謝られ仲直りするんですけど
「嫁でもなんでもいいから傍にいたい」「したい」と宗から熱烈な告白をされて
流されるかたちでHシーンに。宗の「指 ふやけちゃった」って台詞はある意味
衝撃的でした(笑)
描き下ろしの「とある日、江波と多田くん」は江波が相変わらず甘く意地悪で良かった///
本編でもなんですけどHの時にカプカプ噛むところも好きです(笑)
ただ多田が熱をだしてしまい途中で終わってしまったのが残念…先が見たかった~(涙)
上記3作品全てに共通してるのが①攻めが先に好きになる②受けがノンケ
③積極的な攻めに受けが流されて両思い。ってな感じなんですけど
私は全作品好きでした。とにかく受けが攻めから溺愛されていてそこがいい。
Hシーンは綺麗で顔の表情が色っぽくて、台詞も素敵。
あとこの作者様の描く受けの泣き顔が絶品なのでそこも注目です♪
イケメンなのにいつも無表情で変態な攻め眞二が幼馴染で少し気がつよいけど
健気で可愛い幸春を開眼(笑)させていくお話。エロ可愛いラブコメです♪
幸春と眞二はそれなりに仲の良い幼なじみ。
2人で一緒に下校中、また彼女と別れたという眞二。
彼が女の子をとっかえひっかえすることに幸春はなぜか胸がチクっとさせていると
「ユキが女だったらな」と言われてしまいます。
そんなある日眞二の家に行くと元カノが置いて行った下着や制服を発見した幸春は
自分も女に見えたらちょっとは考えてくれるのではないかと思い、制服に着替えて
鏡の前でポーズをとっているとお風呂から上がった眞二に見つかってしまいます。←読んでいるこっちも恥ずかしかった(笑)
春幸は怒られると思い涙ぐんでいるといきなり手を掴まれ眞二の股間を触らされて
「さっき風呂で抜いたのにどうしてくれる」と言われてしまいます。
そう彼女と別れた原因は春幸のことを好きだと自覚したからなんです。
そして眞二から真顔での変態発言が数々飛び出す中、2人は両思いだとわかり
初Hに突入。「オレこのままお前の女になっちゃうの?」
「女っつーか。全部俺のモノになっちゃうの」ここのやり取り好きでした(笑)
幸春の心の声でこんなに痛くてあついのに変になったのはお前のせいだ
っていうんですけどその時の表情が凄く可愛い。
ストーリーはひたすら、あまあまでケンカ、勘違い、すれ違ったりとありますが
それも好きであるがゆえ。
女の子をとっかえひっかえしていた眞二が「こんなにマジで誰かを好きになったことないからどうしたらいいかわからない」と言ったときはキュンとしました。
幸春も一生懸命で健気で可愛いんですけど眞二が本当にイイ!
窓の外を無表情でみつめていると思ったら(緊縛)(メイド)(ネコミミ)(毛刈り)
とそんなスケベなことを考えていたり、真顔で変態な発言をしたり、そんな彼に
きゅんきゅんしてしまうこと間違いなしです(笑)
あと、お風呂Hでの甘く変態(笑)な言葉攻めは幸春のことが本当に好きで仕方がないのが
伝わって眞二がすっごく可愛かった。
ページの半分以上は表題作で全部で4組の話が読めるんですけど、
もうすでにお付き合いしているラブラブな高校生カップルの話も
受けの子を甘やかす黒髪の攻めの鹿嶋がカッコ良くて楽しめました。
廃ビル(外)や手を縛ってでのHあり。
初めて読んだ作家様だったんですけど、絵もカッコ良くて可愛いし
(表紙のイラストよりも中の方が綺麗)話モロモロ好みで
また一人お気に入りの作家様が増えてしまいました(笑)
アニメ大好き。ゲーム大好き。二次元の女の子にしか興味がない
美形な隠れオタク・森久保(受)がリア充で爽やかイケメンSの高垣(攻)に嫁に
されてしまうお話。
オフ会に参加していた森久保はトイレに行くんですけどたまたま同じ居酒屋で
合コンしていた同じ会社の後輩・高垣とばったり。
オタクがバレてはまずいと急いで撤収しようとするも一緒にオフ会に参加していた
オタ仲間のせいでオタクだということが高垣にバレてしまいます。
「ゲルシー二等兵」←森久保のニックネームなんですが笑いました(笑)
自分がオタクだということは誰にも言わないで欲しいとお願いすると
「じゃあ仲良くしましょう」と高垣は意外な反応をしてくれます。
高垣は爽やか・リア充・仕事も料理もできてしまう完璧なイケメンなわけですが
実は少しSで飲みの誘いを断ろうとした森久保を例のネタで脅したり、しかも
男もいけると暴露します。ってか男も女も落とせなかったやつはいないって凄いな(笑)
彼は今まで付き合う前の期間が楽しいみたいで落としてしまうと飽きてしまうらしく
まあその発言のせいで少しすれ違いがあるんですけど
基本的にはコメディで少し切なくもあり本当に面白かった!
Hシーンは独特の色気があってエロい。
初めての行為の後、大丈夫かと尋ねる高垣にたいする
森久保のおしりじんじんするけど気持ちよかったよ発言が可愛かった(笑)
書き下ろしで2人のでコスプレえっち有り。
リア充モテ男がオタ充男にメロメロになっていてニヤけます。
もうひとつ収録されている作品は運転士と鉄道オタクのお話なんですけど
これも面白かった。
二人は実は小さい頃にあっていて20年ぶりに再会するんですけど
初Hの時の鉄道下ネタギャグは笑いました(笑)
ズルいくせに脆くて臆病なアラフォーとそんな男を20年以上も一途に思い続けてる
健気な大型ワンコくんのお話。
「わんことにゃんこ」シリーズに脇キャラで出てた時、戸倉先生が苦手だったのと、
あらすじに書かれていた「愛人契約」とう文字が引っかかって
購入を躊躇していたんですけど買って正解!本当に良かった。
戸倉先生の相手なんだから受けもどうせ緩いキャラなんだろと思っていたら
銀が予想外の本当に良い子で…何回か泣かされそうになりました(笑)
最初は銀が2年ぶりにアメリカから日本に帰ってくるところから始まりますが
省略して過去の話へ。
2人の出会いは戸倉先生が15歳で銀が8歳のときに知り合います。
15歳の戸倉先生が美少年で萌えました(笑)
戸倉先生は両親とそりが合わず銀もお父さんが酒びたりと
それぞれ家庭の事情を抱えていたのですが
2人ともお互いの存在が心の支えになっていきます。
しかし数ヶ月後悲しい事情から銀が施設に行くこととなり離れ離れに。
その10年後、銀が戸倉先生を追いかけて同じ大学に入ることで2人は再会するのですが
戸倉先生は自らゲイだと公言しているので、そんな自分と親しげにしていると
銀まで嫌な目に遭うと近づかないように忠告します。
それでもずっと自分の気持ちを真っ直ぐぶつける銀が健気で…
そんなある日、戸倉先生の論文が教授に盗まれしまい家でやけ酒をしているところに
訪ねてきた銀をほぼ強引に抱いてしまいます。銀は女の子としか経験がないのに。
手酷く抱かれているあいだもずっと辛辣な言葉を吐かれているのに
「ごめん…ね。こんな顔させて。えいちゃんの方がツラそうな顔してる」と
自分の方が酷いことをされているのに何回もあやまる姿にまたホロリ。
でも健気で良い子なだけじゃなくて戸倉先生の論文を盗んだ教授を
やっつけてくれた時カッコ良かった、惚れました。
根岸教授からスカウトされ他の大学の研究室に移籍することになり
縁を切ろうとする戸倉先生に自分との繋がりを残して欲しいと
銀がすがりつくんですけどそんな銀に体だけの関係を提案します。
あーだからあらすじに愛人契約と書かれていたのかと思いました。
それから話は過去から現在に戻り、とうとう銀の執念に負けて
2人は心から結ばれるんですけど最後はあまあまで本当に良かった。
Hシーンが全部で3回あるんですけど濃さも内容も良かった。
話の内容も良くかなり満足できました。
あと少しだけ出てくるデブ猫ちゃんが凄く可愛かったです(笑)
表題作の「いちばん近くで恋をする」はもちろん
「獅子も拒まず」も本当に良かった!
攻めも受けもキャラがみんな素敵
丸ごと一冊美味しくいただけました(笑)
「いちばん近くで恋をする」
残念で変態イケメンな弟・樹(攻)とかわいい系で童貞。でも性格が男前な兄・ゆき(受)
の義兄弟の一途な暴走系純愛ストーリーです。
樹は子供の頃に実の母親に捨てられて、ゆきの家に引き取られたのですが
実の母親に心に深い傷を負わされていた樹は喋ることはおろか人と目もあわせることが
できなかった状態でした、でもそれを救ってくれたのがゆきなのです。
ずっとずっとゆきに片思いをしていた樹はゆき似の女の子とも付き合ったり
したけれどやっぱり全然ダメでとうとう眠っているゆきにキスをしてしまいます。
これ以上暴走して傷付けてしまわないように樹は家を出ようとするんですけど
それを知ったゆきは自分がいないと何もできないくせに相談もしないで
勝手に出て行こうとしている樹に怒って問い詰めます。
それで仕方なく樹が自分の気持ちをゆきに伝えるんですけど
「ごめんね…こんな弟で 何で俺みたいなのがきちゃったんだろ」と泣く樹に
対するゆきちゃんの言葉が本当にカッコ良くて惚れます!
ゆきちゃんは普通に女の子が好きな男の子なので当然すぐに樹を受け入れるとは
ならないんですけど結ばれるまでの過程が丁寧で葛藤やら戸惑いやらいろいろあって
ようやく1つになるシーンは良かったねと心の底から思えました。
攻めの樹は別に男が好きなわけでも女が好きなわけでもなく「ゆき」が好きなんです。
あまりにも一途過ぎて変態なところも逆に愛おしくなるくらい(笑)
受けのゆきちゃんはおチビで可愛い顔に反して性格がかなり男前で、名言多数。なので
暴走した樹に強引にされそうになって大泣きした時は可愛かったです。
「獅子も拒まず」
美人で爽やかな里見先輩(攻)と強面だけど純情なヤンキー・譲(受)
のお話。
1話は「夢のような話」の2巻に載っているそうで2話から読んだんですけど
全然楽しめます♪が1話がかなり読みたくてたまらなくなります(笑)
譲がとにかく可愛い!初Hの時初めてで気を失ってしまったらしく、その日以来
先輩が手をだしてこないことを心配してパソコンで検索するんですけど
行き着いたのが頑張ってハンドクリームで慣すってことでした。・・・が先輩に
目撃されてしまいます(笑)しかもパソコンで調べていたことまでバレてしまい
真っ赤になっている譲が可愛い!
里見先輩が手を出さなかった理由は本当に譲が自分からそういうことをしたいと
思うようになるのを待ってたみたいなんですね。
先輩が萎えてしまうのが恐くて声を出さないようにしたり、まだ2回目なので
痛くても必死で耐えている姿がキュンとしました。
そしてそんな譲に対する里見先輩がまたカッコいい!
痛くても大丈夫と我慢してしまう譲に「嘘つく子は嫌いだよ」「本当のこと
を言って」と先輩に言われて正直に言うと「一緒に慣れていこうね」って。
譲は女の子とも付き合ったことがなかった子なので、強面ヤンキーなのに(笑)純情で本当に可愛いかった。口でされて先輩の顔に出してしまった時にショックで泣いたり、
先輩のためにとにかく必死で健気に頑張ってる姿がきゅんきゅんしますよ♪
里見先輩が溺愛する気持ちがわかります(笑)
私的にかなりのヒット作品お気に入りの1冊になりました。