前作BOSSYが割と好きだったので購入。前回と似たようなトーンのじっくり恋話で、お子様もマンマも好きだったんですけど、ちょっと長かったかなと感じたので萌にしました。本編330頁ほど。お子様好き、じっくり恋話が好きな方でしたらオススメです。
妹の子(清吾12週目)を引き取り一人育児と仕事に奮闘していたギデオンでしたが、もう限界★ということで、親友から紹介してもらったプロのナニーであるトビーに来てもらうことになり・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ベンソン(ギデオンの養子、まだ乳飲み子)、ローレンとジル(♀のカップル)、ドリュー(ギデオンの元パートナー、出て行った)、トビーの家族あれこれぐらいか?トビーのかーちゃんが良いんですよう♡肝っ玉イタリアン系マンマ♡
++良かったところ
二人の思いが少しずつ大きくなって温かくなっていくんですけど、そこで二人の障壁になるのが「ナニーの契約」!おお契約社会。(あ舞台はシドニーです)雇用主と雇用者でええんか?ということで、「どうしよう・・」と悩む部分、それもあって基本的にゆっくりゆっくりという様子で進むんです。まあギデオンが34歳、分別ある大人ってのもあるし、ドリューに出ていかれてめっちゃ傷心だったってのもあるし、ベンソンの世話であっぷあっぷしているところだし、等々理由はあるんです。
前作でもゆっくりだなと思いましたが、萌え萌えになるシーンがあったからか、オッケーでした。今回は、めっちゃくちゃ萌える~というところは無かったからかな、ゆっくり恋話を「ちょっと長いなー」と感じてしまいました。
ベンソンはめっちゃくちゃ可愛いです!(まだ喋らない、なんせ週数で数える赤子なんで)
ギデオンがベンソン大好き大好きで「月までひとっとびするぐらい大好き」という言葉を部屋に飾っている様子が最高だし、トビーが、可愛いベンソンを色んな呼び方するところは「あーめっちゃわかるーーーーー」とすごくシンクロしますし、二人が体調崩した時に登場あそばされる偉大なるマンマ、カーラのTHE母!という様子は大好きです。誰あんた というところは無かったし、オーストラリア特有の何かわかってないと付いていきにくいもの(宗教、歴史等)は無かったし、読みやすかったと思います。すっごく幸せな終わり方をするので、多幸感たっぷりで読み終えられるところは大好きです。多分、あと一押しなんかがあれば、めっちゃ萌えたんだろうけどなあ・・・と思った一冊でした。うーん。二人でくっつきあって眠るところはあったんだけどなあ?
女性っぽい様子が気になったもののしかめっ面攻めが気になり購入。攻め受けともめっちゃ好きという訳ではなく、覚えてはいないかなと思ったので中立寄りの萌にしました。「恋心にじわじわ気付く攻め」ってのが好きな方でしたら、もっと嬉しいのでは。本編230Pほど+あとがき。
10歳の時に引き取られて7年、王から寵愛されていたライリ。放蕩を繰り返す王の治世を改めんと側近の息子(=攻め)が王を倒し、王の墓守を命じられます。3年後、王になった攻めが前王の墓に来た時、墓守を続けている受け(栄養失調でふらふら)を見つけ、城へ連れ帰り・・・と続きます。場所としてはなんちゃってペルシア・・・?
攻め受け以外の登場人物は
前王(故人)、寡黙な護衛、悪党、攻め側近ぐらいかな。
++ 攻め受けについて
攻めはかっちん頭くそ真面目とでも言えばよいか?贅沢・娯楽禁止、後宮あったら廃止って勢いの方。まあ前王の贅沢等で国が良くない状態になっていたら、厳しく財政引き締めたくなりますね。そんなんで、新国王陛下は「怖い」ということになっていて、笑顔作ることも出来てなかったんだと思います。そんな方がゆっくりじっくり損得勘定裏表なく話聞いてくれる受けと出会って、ゆっくり恋におちていく、しかも初恋!というお話です。
受けは10歳から王の側にいたからか、与えられた状況をそのまま受け止めるというタイプの方。墓守しなさい と言われたら、ずっと真面目にそこで墓守してるんですよ、3年も。多分攻めが来なかったら、そのままそこで死んでいたと思います。寡黙ではないですが、余計なことは話さない印象。ビジュアルはばっちり。女装させたら女より綺麗という清楚系。前国王の事は親のように慕っていた様子です。
そんな二人のゆっくり恋話と、前王の遺した宝物に関する謎解き+悪党というお話でした。攻めが実は初恋で、色事慣れてないってのに刺さる人もいらっしゃるかもです。
先生買い。攻め受けともツボにぐっさり刺さって、ああもう大好き。いつまでも覚えている自信はないんだけど、とにかく好きなので萌2にしました。攻め(35)が最高に好きなんだわ、たまらん。先生、有難うございます。宰相ってワードが好きな方でしたらおススメです。ああ、宰相って地位を蹴散らかしてますけど。
一番最初に目に入るので、先に一言。カラー口絵が本当にすんばらしいっ!!!!!!(≠肌色)皆様是非ご確認ください!
女王の治める国ダヴェルニエの王子として生まれたロデリック。女王となる双子の妹ジェニファーを護るため、自分が女装して身代わりを務めています。10歳の頃に初めて出会った宰相のヒースのことをずっと心に秘めていて、18歳の誕生日を迎えたらこの気持ちを告白しようと考えていて・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
受けの母である女王+王配、妹、攻め側近や受けの側仕え少々、悪党と新興国王太子、その息子等。女王陛下が良いわあ・・・逞しい!強い!怒ったら剣ぶん回すタイプw
++良かったところ
お話として、ありですか?と思うところは少々あるんですけど。
冷静沈着な宰相がですね、受けがピンチだと知ったら、騎士の格好して助けに行くんですわ。ああ私の陳腐な文章だと、まったく良さが伝わらなくて申し訳ない、でもほんとここ良かった。冷静な方が冷静に我を失うって言えばいいんですかね?だめっしょ?と言われていても、「うん、分かってる、でも行く」って言って助けに行っちゃう。萌えるー
ほんで女王に怒られるんですよね。剣を突き付けられて。女王怖い怖い。ま、母として気持ちは分かるわ。
受けはご立派な王子様。でも自分の命が危なくなったのをきっかけに「いつどうなるか分からないなら」と攻めに頼むんです。分かるわ。自然災害もあるし交通災害もあるし何時死ぬか分からない、後悔したくないですもんねっ全面応援します!
あ、ビジュアルはキラキラ王子様、王女さまよりほっそりした優男(父似)。表紙はショートですが、作中はロン毛でいる時間が多いです★性格は、長男なんだけど、愛され三男坊って感じがするなあ。誰にでも愛されるタイプ、決めたら頑固。なよなよしくないです。
攻めがめちゃ好きだったし(逆月先生の手によるビジュアルが最高★★★★★なのもある)、受けのキャラもビジュアルも好きだったし、駆け落ちしてはどうかと全力で勧める執事とか、半目になってそうな攻め側近とか、サブキャラも好きだし女王陛下はめっちゃ怖いし、とっても楽しい1冊でした。いやこれ続いてほしいなあ・・・・・
そうだ!最後になんとなんと逆月先生の手によるコミックがあるんですよーーーーーーーーーーーーーーっ最高ーーーーーーーー先生有難うございますーーーーーーーーーーー
表紙のちびに目が♡になって購入。前半は「かーわーいーいー」一択だったんですけど、深月先生がそれで終わる訳は無かった(笑)ははーそうきましたかーという展開で、個人的にはちょっと難しく、パス★という気持ちでしたので、中立寄りの萌にしました。どういうタイプの方に進めたらいいのかちょっとわかんないです。
民間のSP会社に勤め、バディを組んでいる由上(よしがみ)と夜(ヨル)。憧れだった最高のSPである由上が一人で行った案件で死亡したとの連絡があり、不審に感じたヨルだったのですが、事故により死亡?と思ったら、きらきらなチビ王子になっていて・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
転生後のヨルの家族(国王夫妻)、最終的な味方の方、旅の途中のエピに関与する方等。勇者(由上)とちび王子で冒険旅行される部分であれこれ出てきます。
++
攻めはあああああフェロモンだだもれイタリアの血をひく女たらし、人たらし。吐いた息ですらムスクの香りすんじゃね?と思います。優秀なSPさんであるために、ある事件に巻き込まれて死亡したことになってます。ナンパなキャラではないですが、おそらく平時でSPじゃなければ息をするだけで女でも男でも引き寄せられてそう。
受けは優秀な攻めさんに惹かれて、なんとかバディとして相応しいSPにならねばと頑張っている方。転生した後はチビ王子になってしまって、どうすんだよ、早く大きくならなきゃ、いやチビでも戦えるようにならなきゃと頑張る健気さんですね。父親がロシア系だったのでプラチナブランド、瞳は紫っていう美形。本人がちょっと自信無しさんなので機会無かったですが、モデルになってほしいタイプの麗しさです。
そうそう、何が可愛かったかというと、チビ王子の間の言葉。「おりりゅ」(下りる)、「てきちゅとはこれちかないんだ」(テキストはこれしか無いんだ)等々、ああ悶える。可愛い。それで冒頭ぐわっしと掴まれ入り込んで、するする読んだんです。
ただ後半、ヨルは大きくなるし、お話は「おおお???」な展開するし、で、なんとも評価に困ることになってしまいました。深月先生独特な世界だと思うんですけど、皆さまはどうなんだろう?
まさか書いていただけるとは思っていなかったシリーズ4冊目。平良は平良だし、清居は清居で、変わらずとても楽しかったです。私としては野口さんが全部持っていった印象。野口さん大好きと改めて感じた4冊目、雑誌掲載作140頁ほど+その他大小4作+あとがき。
++以下色々書き連ねてしまいました
まず序盤のプロローグで、平良の宇宙の彼方に飛び去っているのを思い出し。
清居が「あらまあ平良のことラブラブじゃん・・」と思い出して、なんだろう、肩慣らしを終わらせての、雑誌掲載作へという構成になってます。この構成が「やだ、上手いわ先生・・・」と勝手ながらツボりました。プロローグなんですけど、平良の類を見ないキャラクターを思い出す練習というか、気持ちの切り替えというか。それしないと、ちょっと入っていけないんですよねwww ほんと尋常じゃないです、この平良は。
まだ高校生のうちは可愛かったのかな。
大学生になって、写真の個展をやるようになって、彼の思いの深さというか、あれこれを消化するための行為が、独特を極めてきて、それをごっくんと全部受け止められる(いや、さらっと流しているのか?)清居はほんとすごいわ・・・と今回改めて思いました。
今回サブキャラに小山、パン姐さんが出てこられ、もちろん野口さん大活躍で。なんだかこれで終わりにしようと思ってますか???と不安に思い、あとがきチェックしました。そんなことはミリも書いてなかったので、多分、また続きを書いてくださると信じています。また5年ぐらいで書いていただけると嬉しいなあ・・・?10年とかだと自分が生きてないかもしれないので、是非5年でなんとかお願いしたいです(笑)
最後に野口さんについて。大好きなんです、このキャラクター。愛すべきやんちゃ大人。平良のことを完璧に理解していて最高。平良の事を説明するに「金色の王国の金色の川をおもちゃのアヒルと渡っている男なんだ!」←正解(大爆笑)
でもこの正確な理解と、実行力と金とが無ければ、平良は今頃三途の川の向こう。
野口さんがいてくれて本当に良かったです。感謝です。味噌汁何杯でも作れや平良。
もう一つ最後に大好きな葛西リカコ先生の挿絵について。
すごく好きなんです。今回のカラー口絵の清居なんて、さ、い、こ、う!なんだけど、あまり作品をお見掛けする機会が減って、寂しいです。先生、ご事情が許すようでしたら是非是非また絵を拝見させてください・・・
夜光先生のライトノベル(BLカテゴリではない)。悪役令嬢の兄(主人公)の各種対応が面白くて2作目も購入。エチエチなシーンが無くても夜光先生のお話なんですもん、楽しいですよ!是非是非。
妹が悪役令嬢という役どころと聞かされたので、何とかその役どころを回避させたのが一作目。やれやれと思っていたのだけど、妹の婚約者であるアレクシス王子は留学しに行ったと思ったらまたもや不穏な動きを見せて・・と続きます。
悪役令嬢の兄=主人公=ユリシス、国王代理をやるハメになってる(笑)、要は優秀。
イザーク:ユリシスの側近、転生者で元ゲーマー、この世界のあれこれを予言する
イザベラ:悪役令嬢→まっとうな令嬢に変身
ジハール:魔王の息子、ユリシス好き好き♡
アンジェリカ:ユリシスの婚約者、すっごい忍耐強い?ユリシスがすっごく好き?
今回一番好きだったわ、この方
++好きだったところ
ユリシス、きらんきらんイケメンだし、非常に優秀だし、一生懸命国王代理しているし、完璧★スパダリ★かと思いきや。
あほか?
と思うほど、人の気持ちに気付かないwww
今回も危ないところいくし、国王代理している間は結婚できないから、待たせすぎるし などもろもろあって、アンジェリカに手紙を書くのですが。
たったの3行。
「すまん、あぶないところいくんで、帰ってこれないかもしれん
ゆるせ」
的な内容の3行。(読んでから少し時間たっていて間違ってたらごめんなさい、でも3行だったと思うよwww衝撃的だったからwww)
アンジェリカ様、それはそれはそれはお怒りになられまして(大爆笑)
ぐーぱんで殴っていいと思います、はい。
言い寄ってくるジハールにも「そんなもんはやれん」(意訳)と超塩対応。
BLだったら、ここでくっつくんだろうなと思うところでの塩対応。
ほんとに楽しいです。ぜひぜひ。
yoco先生なので買ってみましたが、どうやら読者ターゲットゾーンに入っていなかったみたいで、?・・・?・・・と思ったまま読み終えてしまいました。そのため申し訳ありませんが中立としました。きっと執着さんとか暗い感じのお話が好きな方だったらもっと評価違うと思います。本編340Pほど+あとがき。
入学式の朝、人ごみに気分悪くなり、居所ないなあと感じ始めた時に「大丈夫?」と声をかけてくれたのが柏木で・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
巳波、紀和、慎也(バンド仲間)、拓実(サークルOB)、受け家族少々・・ぐらい?
++ 攻め受けについて
攻めはバンドのマネージメントする人。大声出したりとか表情豊かとかという印象は皆無で、言葉少な目、やることはさっさと片づける優秀さん。でも何考えてんだかよくわかんなかったなあ・・・?最後の最後に感じたのは臆病さん・・・?
ビジュアルは良いようでモテますが、さっさとゲイ告白してました。
受けは優秀な姉兄がいて、家の中でおまけ扱いされていたために自己肯定感全くないタイプの方。居所探して、なんとか大学で頑張るぞ!としていて、攻めと親友になれた!と喜んでいたのですが。基本、臆病さん、こちらもあまり大声出す感じには思いませんでした。愛想笑いぐらいはしてましたが。
そんな大学一年生さん二人の恋話で、うーん・・シンクロできる部分が無かったのでした。拓実の方がまだシンクロできる部分あったかも。
別にレビュー書くのめんどくさかったので、ここに書いちゃいますが、コミコミさんの特典ペーパーは良かったです!わかりやすい!(笑)二人のバンド仲間巳波視点です~!
みずかね先生おっかけで購入。とらのとら先生は初めましての先生だったんですけど、良かった。すごく良かった。「圧倒的な何か」は無かったんだけど、あとあと自分のレビュー見ると「あーこの受けすげー好きだった!」と絶対思うだろうなと思ったので、萌2にしました。攻め受けの関係がすごーーーーーーく良かったんですよう。ファンタジー要素なし現代日本大学生から始まる時系列長めの穏やか恋話です。いやーほんとに良かったわ。熱海住みたい。表紙絵の印象そのままのお話です!みずかね先生、神表紙絵です!
埼玉の最寄駅までバス、という家に住んでいる菫。大学入学したものの、大学までは通学3時間コース、どうしたものかとほわほわ考えていたら、入学式に知り合った千宙(ちひろ)が「一緒に物件探そうよ」と言ってきて・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
悠太+レナ(二人の大学同級生、付き合ってる)、攻め家族、受け家族、徳山(金持ちの大家さん)、受けバイト先関係、二人の就職先関係者等々。なんだろう?サブキャラなんだけど、ちゃんと生きているって感じに書かれていて、どのキャラもいいんですよね。先生のお知り合いにモデルの方がいるのか?と思うほど。シンクロしたからかなあ?
++攻め受けについて
攻めはとにかく世渡り上手な方。何もさせても器用にこなして№1になっちゃう印象。いますよね、お近くにも。上手いなあって方。そのタイプでしかも顔が良いと来たら、まあモテるモテる。でも遊び人じゃないです。ちゃんと内面知ってから惚れるって思ってたらしいです。しかーし。大学入学式で出会っちゃったんですよねえ、受けに。
受けが最高。大好き。
何が良いって、天然ほんわか天使なんですよ!攻めが可愛い可愛い、言いまくるんで、実際、第三者的に見てどうなんだ?というところは読み取れなかったんですが、性格が最高に良い。今時、大学入学式におばあちゃんと一緒に行く子なんて、そうそういないっすよ。ああもうこの序盤の、おばあちゃんと一緒に入学式行って帰るってエピソードだけで泣ける。
そうそう、ちゃきちゃきした子じゃないんです。人見知り強くて、就職の面接なんか、面接官と顔合わせられなくて、ことごとく落ちちゃうような子。ほわほわしていてねえ・・・話し方も独特で、ぽつり・・と言葉を出す感じです。ちっトロくさいっと感じる方もいるかもしれませんが、私は庇護欲くすぐられて攻めにシンクロしたのかな、ハグしたくて堪らなかったでした。
あと、出てくる二人の住処(青山あたり)がめっちゃ良かったです。先生、なんかリアル物件を見ながら書かれたのかなあ。すごく行ってみたい!という気持ちになるんです!
あーまだまだ書きたりないし、伝えられてないんですが、本当にこの二人の恋話、めちゃくちゃ良かったので、ぜひぜひ手に取って読んでください!ああ癒される。これは電子買って永久保存だな。先生の過去作も読んでみよう!先生、ほんとに素敵なお話、有難うございました!
みずかね先生おっかけで購入。さらっと読んでしまい残らないなと思ったので中立にしました。お菓子話が好きな方や、愛らしいお子様に目が無いの♡という方でしたら、もっと違う評価になると思います。本編250Pほど+サブキャラ視点の番外編8Pほど+あとがき。
子どもの頃から強い男に憧れ、念願かなってようやく勇者(仮)という称号を手に入れたフィル。魔王退治に出かけたものの、さっくり負けそうになり・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
攻めの側近たち、表紙の三つ子(♀)ぐらいかな。三つ子、可愛いです。
++攻め受けについて
攻めは魔王なんだけど、お子様方は大好き、そして甘いもの超好き。魔王だから強いししっかり王様してるし怖い部分もあるってところでしょうか。魔王なりにあれこれ考えて、人間と敵対するという状況になっていた というところです。勿論イケメン。
受けは最初はへなちょこ、勇者(仮)っていうけど勇者という感じは全くなし。よく一人で魔王退治に行こうと思ったな?と思うんですけどねえ・・・・いい子です。あー設定の関係か、前世が日本人、前世記憶持ちとなってます。お子様方には優しいし、懐っこく、甘え上手な感じがします。
そんな二人の恋話でした。お子様方可愛いし、甘いもの食べてる強面イケメンは良いんだろうけどなあ・・シンクロするところが無かったのでちょっと物足りなかった一冊でした。
もちゃろ先生なので購入。前作くっつくのはくっついたけど、今一つ盛り上がりが?という感じだったら、続いたって訳でした。今回はすっきり大団円。素晴らしい。とてもハッピーな気持ちの読み終わりな一冊、本編230Pほど+あとがき。
カルバス王国の王妃となるべく召喚されたはいいものの、王子の方と恋仲になり、そして子供まで産んじゃったユウ。国王や周囲の支援あり、なんとか子どもは国王の子供として無事育ててもらっています。王妃は産褥で死んだことになり、ユウは王子の魔術の師となれるよう頑張り中で・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ヴァレリー(攻め受けの子、赤子)、リュジス(国王)、レノ(受けの神殿仲間)、サージュ、オテック(魔術師)、グレイ(攻めに仕える魔術師)ぐらいかな。
++ 良かったところ
受けがヴァレリーを守ろうとするところが良かったなあ。母の愛って偉大。
赤子がね、あれこれあってピンチになるんですよ。おとん(攻め)もおかん(受け)もそれはもう心配して、お百度参りしそうな勢い。最後は受けがもう赤子を護る事しか頭なくて って状況になるお話です。
そんなピンチを逆手にとって、めでたく皆が幸せになりますしね。エピローグでその多幸感が倍増になる心地でした。いつの日かほんとのことをヴァレリーに言えるといいな。先生、暖かいお話有難うございました!