• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作愛追うふたり

高砂一樹
19歳,大学
住吉圭吾
20歳,フリーター

あらすじ

俺が圭吾くんの家族になる

母親がママ活をしていると知った高砂一樹は相手の青年・住吉圭吾に会いにいく。
母と会わないでくれと頼むが、あっさり断られ、苦肉の策として自分ともママ活をしてくれと申し込む。
きれいな顔とミステリアスな雰囲気の圭吾だったが、予想外にやさしく無邪気な一面もあり、一樹はその人柄に惹かれていく。
そして圭吾が自分と同じくゲイであることを知り、思いきって誕生日に会う約束を取りつけるが、直前にキャンセルされてしまい――!?

愛を知る青年×愛が欲しい青年 切なくもやさしいピュアラブストーリー

作品情報

作品名
愛追うふたり
著者
仁嶋中道 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784047369740
4.6

(262)

(205)

萌々

(30)

(22)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
22
得点
1213
評価数
262
平均
4.6 / 5
神率
78.2%

レビュー投稿数22

ネタバレなしで見てほしい

できればあらすじすら見ずに、作者さんのTwitterに上がっている1話の試し読みを見てピンときたら手に取ってほしい御本です。
なので紹介もできる限りネタバレしないように注意して書こうと思います!

この作家さん、試し読みだけだとこれから先どう転がっていくんだろうといい意味で予測がつかない構想で進んでいくのですが、読み進めていくにつれてキャラに抱いていた印象が二転三転していって最後には凄く胸に来ます。

今回のテーマはママ活、これだけだとチャラさや軽さや自分の親と重ねて嫌悪を抱変える方もいるかもしれません。ですがその後の展開で腑に落ちる、最後にはメイン二人の幸せを心から祈ってしまうようなハッピーエンドまでつながっていきます。

また読んだあとは、作家さんがTwitterであげてるこぼれ話の圭吾の話を見てから読み返すと、彼のかわいらしい一面が見えます。

先入観なく、感じるままに読んでほしいお話です。
読んだあと、同じく読んだ友達と話したくなる、または家族について考えたくなるようなそんな素敵なお話でした。

初めてのレビューは応援したいなと感じたこの作家さんに捧げます。

22

切ないけど優しくていいお話

大学生の一樹は、母親がママ活をしているかもしれないと周りに言われ、母を尾行してママ活現場へ。
その相手だった圭吾に、ママ活をやめてもらうよう頼みますが、何故か流れで一樹自身とママ活することに。

ママ活といいつつ、普通に楽しく過ごしてしまっている二人。
やがて、母親のママ活の理由や、圭吾がどういう理由で一樹と一樹母とママ活をしていたかが明らかになります。
圭吾のおかげで救われた一樹ですが、圭吾も何か抱えている事があって、、、。というお話です。

圭吾の抱える辛さを知り、お互い結ばれるのですが
その二人を見て、帯に書いている「愛を知る青年×愛が欲しい青年」やタイトルの「愛追うふたり」がしっくりくるお話だな、と思いました。

こういうお話って、エロ無しが多いと思うんですが、ちゃんとありました。
初Hシーンが自然な流れで入っていて、すごく綺麗だと思いました。
これからも支え合っていくんだろうな、幸せに生きて欲しいな、と思える二人でした。

16

上質な人間ドラマ

 読んで泣かされました。優しい関係性に。
一樹とお母さんの志帆さん、ママ活相手の圭吾くん。もちろん一樹と圭吾の二人にも。
 皆、互いに遠慮やら秘密があって、でも相手を想っていて優しい。
 BLに性愛的なものを求めるなら(そういうのも好きですが)物足りないかもしれないけど、悪人が出てこないほっこりとする物語を読みたいならオススメです。
 圭吾くん、一樹くんと温かい家庭を築いて欲しいと思いました。多分、高砂家からは祝福されるでしょうし、ね。

13

紛れもなく"神"!多くの方に読んで欲しい

冒頭の『俺の母親がママ活…⁉︎』とwebの漫画広告にありそうな導入から、途中で印象がガラッと変わります!!
他の方も仰る通り、是非ネタバレ無しで読んで下さい。
映画のような雰囲気でストーリー重視の方にお勧めです!

読みながら「尊い」ってこんな感情なのか…!と実感。
1冊で綺麗に纏まっていますが、上下巻でもっとじっくりと読みたくなりました。

友愛・恋愛・家族愛などの様々な"愛情"を感じて、読んでいて「幸せ」と暖かい気持ちで一杯に。
優しくじんわりと心に染み渡るような読後感で、今後の彼らについて思い馳せてしまいます…

BL好きで良かった!!と思わずにはいられない、腐女子じゃ無ければ出会えなかった素敵な作品でした。
是非、"BL"の枠に収まらず、ヒューマンドラマとして、もっと多くの方に読んで頂きたいです。

先生のTwitterにキャラ設定等の裏話が載っているので、ご興味がある方は是非!物語を深掘り出来てお勧めです。

12

先が読めなくて面白い

ママ活という珍しい切り込み方だったので、どうなるのかこの時点から先が読めなくてワクワクしていました。そしてそれは読んでいても最後まで変わらずでした。
読み終えた直後は、最初の方をもう一度読み返したい衝動に駆られます。
ぜひネタバレ回避してから読むことをおすすめします。

最初は何も考えずに流れに身を任せて読んで楽しみ、2周目以降は登場人物の表情に重きを置いて読んでみるとすごく面白いです。行動や表情の意味がわかって読めるので胸熱必至だと思います。ちょっぴり現実味のある行動や展開がせつなくてじんわり胸が(温かくを通り越して)熱くなる感じのやつです。

ストーリー上カズのお母さんが割と登場しますがいい人で、ちゃんと必要なTPOで登場しています。

家族愛と恋愛の愛の垣根を越えた愛が詰まっていて、ハートフルで素敵なお話でした。

10

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP