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6/6(合計:59件)
七瀬かい
葡萄瓜
表題作の受は確かに女装が似合うのですが、 かと言って雄の部分を捨てている訳ではありません。 攻の可愛い部分に惹かれて付き合いを始めて いるのですから。 他作品の受も雄の部分を持った上で乱れている 感じですね。中には別の感情から転じて乱れている 受もいますが。 『俺のテディベア』はヒカリコーポレーションより 刊行された同タイトル単行本よりの再録。
もこ
キャラクターの書き分けは大事ですよね。ま、違う話だから良いのですが。 今回表題の『真夏の愛人』は、嫁ぎものです。 幼い頃、海里は双子の兄妹ホナミと、ばあちゃんの話をきいた。 婆ちゃんは、相手の顔もしらずに嫁いだのだと。だから、自由な今の時代本当に好きな相手と一緒になりなさいね。という言葉をいまだ覚えている。 そんな中、海里の父の経営が傾き窮地に。 そんな折、ホナミの結婚話が盛り上がってい…
白金あろは 七瀬かい
M
正義感に燃える新米弁護士の瀬川泉は、今日から新たな弁護士事務所でイソ弁(居候弁護士)として、頑張ることになっていた。ところが、事務所についてびっくり。就職先の所長でもある神田は、やくざのような見かけをしている拝金主義者だった。 泉の目指す弁護士の姿は、人権派で世のため、人のために働く弁護士で、神田は理想とはまったく違う弁護士だった。 けれど、一緒に働くうちに次第に、泉は神田が照れ屋で素直…
ヤクザな攻は七瀬かいさんの得意ネタです。 そして、女装の受もまた七瀬さんの得意ネタです。 この二つが一緒に登場する本作は、それ故に 成功を約束されていた、筈なのです。 どうしてこんなに物語の切れ味が悪いのか、 評者も読んでいる最中頻りに首を傾げました。 進行のテンポもそんなに悪くは無い筈です。 でも、何かが足りない。 七瀬さんの作品にいつも潜んでいる何かひと味が、 見当たらな…
相変わらずオヤジもショタも美味しい加減で 描いておられますね。 余裕綽々なオヤジも余裕の無いオヤジも 描ける人は稀少でありましょう。 増してや15歳を疾うに超えていてもあどけない 艶っぽさを漂わせた受を描けるとなれば、 尚更の事。 表題作は探偵見習いと内偵される作家の恋物語。 どちらが探られているのやら。
ゲーム、と言い切るには結びつきの深い家族。 子供が生まれたきっかけから何までファンタジーは 絡めてあってもとりあえず男女形式の踏襲ですから。 ただ、そこで一つ違うのは母親役も男としてしっかり 強いという点です。 二人の『息子』竜水はどういう男になろうと考えて るんでしょうね。回答篇がもしあれば観てみたい 気がします。
『家族ゲーム』の旧題でスコラ社LCミステリー シリーズの一冊として刊行されていました。 ファンタジー要素に加え家族を持ちたいと言う 願望も盛り込んだ意欲作です。 筆者個人としてはこういうBLがあっても別に 良いと思いますよ。七瀬さんが描かなくとも 多分誰かが創作した筈ですから。 ただ、性描写を抑えている分砂糖吐く程家族愛に 溢れていますのでその点だけ苦手な人は御注意。
沖倉聖 七瀬かい
敢えて心情描写も深目に切り込んだ所に 作者さんの覚悟が見て取れる一冊。 ショタとは、単純な様で単純ではない分野 なのですよ。 この作品集一冊だけでもその深みの一端は 味わえるか、と。 なお、表題作の収録表記は『僕のお兄ちゃん』と なっております。
単行本タイトルはこの作家さんが所属していた サークル発行の同人誌から。 ショタとはどういう傾向なのかと言う事に対する 一つの回答であるのやも知れません。 ガチムキを描ける人が使える荒業でもあるの でしょうけれども。