七瀬かいさんのレビュー一覧

愛を責めないで コミック

七瀬かい 

誘う、雄

表題作の受は確かに女装が似合うのですが、
かと言って雄の部分を捨てている訳ではありません。
攻の可愛い部分に惹かれて付き合いを始めて
いるのですから。
他作品の受も雄の部分を持った上で乱れている
感じですね。中には別の感情から転じて乱れている
受もいますが。

『俺のテディベア』はヒカリコーポレーションより
刊行された同タイトル単行本よりの再録。

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真夏の愛人 コミック

七瀬かい 

攻の印象が全部同じに見える件

キャラクターの書き分けは大事ですよね。ま、違う話だから良いのですが。
今回表題の『真夏の愛人』は、嫁ぎものです。
幼い頃、海里は双子の兄妹ホナミと、ばあちゃんの話をきいた。
婆ちゃんは、相手の顔もしらずに嫁いだのだと。だから、自由な今の時代本当に好きな相手と一緒になりなさいね。という言葉をいまだ覚えている。
そんな中、海里の父の経営が傾き窮地に。
そんな折、ホナミの結婚話が盛り上がってい…

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妄想弁護士~あぶない法律相談所~ 小説

白金あろは  七瀬かい 

妄想し過ぎな新米弁護士は?

 正義感に燃える新米弁護士の瀬川泉は、今日から新たな弁護士事務所でイソ弁(居候弁護士)として、頑張ることになっていた。ところが、事務所についてびっくり。就職先の所長でもある神田は、やくざのような見かけをしている拝金主義者だった。
 泉の目指す弁護士の姿は、人権派で世のため、人のために働く弁護士で、神田は理想とはまったく違う弁護士だった。
 けれど、一緒に働くうちに次第に、泉は神田が照れ屋で素直…

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愛なんかいらない コミック

七瀬かい 

錆付いた宝刀

ヤクザな攻は七瀬かいさんの得意ネタです。
そして、女装の受もまた七瀬さんの得意ネタです。
この二つが一緒に登場する本作は、それ故に
成功を約束されていた、筈なのです。

どうしてこんなに物語の切れ味が悪いのか、
評者も読んでいる最中頻りに首を傾げました。
進行のテンポもそんなに悪くは無い筈です。
でも、何かが足りない。
七瀬さんの作品にいつも潜んでいる何かひと味が、
見当たらな…

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俺の探偵物語 コミック

七瀬かい 

相変わらず

相変わらずオヤジもショタも美味しい加減で
描いておられますね。
余裕綽々なオヤジも余裕の無いオヤジも
描ける人は稀少でありましょう。
増してや15歳を疾うに超えていてもあどけない
艶っぽさを漂わせた受を描けるとなれば、
尚更の事。

表題作は探偵見習いと内偵される作家の恋物語。
どちらが探られているのやら。

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ファミリーゲーム 2 コミック

七瀬かい 

一つの可能性

ゲーム、と言い切るには結びつきの深い家族。
子供が生まれたきっかけから何までファンタジーは
絡めてあってもとりあえず男女形式の踏襲ですから。
ただ、そこで一つ違うのは母親役も男としてしっかり
強いという点です。
二人の『息子』竜水はどういう男になろうと考えて
るんでしょうね。回答篇がもしあれば観てみたい
気がします。

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ファミリーゲーム 1 コミック

七瀬かい 

抑え目の反動

『家族ゲーム』の旧題でスコラ社LCミステリー
シリーズの一冊として刊行されていました。
ファンタジー要素に加え家族を持ちたいと言う
願望も盛り込んだ意欲作です。
筆者個人としてはこういうBLがあっても別に
良いと思いますよ。七瀬さんが描かなくとも
多分誰かが創作した筈ですから。
ただ、性描写を抑えている分砂糖吐く程家族愛に
溢れていますのでその点だけ苦手な人は御注意。

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ぼくのおにいちゃん 小説

沖倉聖  七瀬かい 

受けて立つ人

敢えて心情描写も深目に切り込んだ所に
作者さんの覚悟が見て取れる一冊。
ショタとは、単純な様で単純ではない分野
なのですよ。
この作品集一冊だけでもその深みの一端は
味わえるか、と。

なお、表題作の収録表記は『僕のお兄ちゃん』と
なっております。

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S・コンプレックス コミック

七瀬かい 

ショタに対する一つの回答

単行本タイトルはこの作家さんが所属していた
サークル発行の同人誌から。
ショタとはどういう傾向なのかと言う事に対する
一つの回答であるのやも知れません。
ガチムキを描ける人が使える荒業でもあるの
でしょうけれども。

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