中原一也さんのレビュー一覧

ワケアリ 小説

中原一也  高階佑 

マグロ漁船といえば

男だらけの世界ですよね。自ずと萌シチュエーションじゃないですか。
そんな中にキレイどころが放り込まれたら、、、ムフフ。妄想が広がるワケですね。
さらにイラストが好きな高階佑さんなので、志岐が男前で…萌。

実際のところは想像でしかないですが、ヤクザものの中でもよく出てくる「借金のかたにマグロ漁船に乗せられる」。志岐は単に借金が理由で乗組員になったわけではありません。もちろん、漁師になりたい…

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愛とは与えるものだから 小説

中原一也  奈良千春 

斑目の卒業

シリーズ完結のこの巻は、二人が将来のために歩き出すというシーンで終わります。
先に双葉が息子との将来を目標に卒業したわけですが、斑目は「いつか先生と診療所をやる」という目標のために島へ旅立ちます。

先生の方も色んな問題や自分の家族のことも好転し、いつか斑目と診療所をやっていくために頑張っています。

大団円、なんですけど…実は「じゃぁ、なんで今からでも一緒に働かないの??」と疑問に思っ…

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熱砂の黒鷹と約束のつがい 小説

中原一也  奈良千春 

やはり人外は苦手なのか

中原さんの作品なのと評価を見て読んでみました。
結論としては、やはり私には響かなかったかなという。人外はそうでもなかったですが、受けの少年さがね。

物語は他の方も書かれているように、受けの少年の成長(攻めへの想いも含めて)があり、おもしろいと思います。
展開にある要素は工夫されていて、鷹匠と鷹族の関係性とか、戦いによる消耗の癒し効果とか、面白いです。少年の昔の記憶のオチもうまく回収されて…

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淫雨 小説

中原一也  國沢智 

評価が難しい

全編エロという口コミでしたが、私にはエロが響かなかった…
確かにほとんどがエロシーンなんですが、読み方によっては永岡の純愛を貫く物語で、そのためなら身体の汚れなんて、直也を陥れることなんて、全く問題じゃない、そんくらい望月を思っていたっていうことで。。。
純愛ベースならそれはそれでよかったんですが、煮え切らなかった。

何故、直也だけが望月の居場所を知っていたのだろうとか、逃げて教会にいた…

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極道はスーツがお好き 小説

中原一也  小山田あみ 

極道というよりスパダリ?

極道とついてますが、ヤクザのどうこうって話はほぼありません。
側近として木崎が、弁護士として諏訪が出てきますがそれぞれの役割なので、後目がどうこうとか、組長がーとかはありません。

題材として薬ネタや拳銃は出てきますけど。
まぁ芦澤が素晴らしくイイ男で、スーツが似合う色香の漂う人なんで、受けの榎田君が身も心もやられちゃうという。わかりやすいストーリーです。
でも続き読みたくなる。
きっ…

1

愛しているにもほどがある 小説

中原一也  奈良千春 

横槍登場!

前作では斑目が神!で、坂下はあんまり好きじゃなかったんですが、登場人物たちやストーリーがよくて続きにも手を出しました。

やや!坂下のことは前より嫌いじゃなくなったというか、受けとしては可愛いのかもなって思い出しました。今作では当て馬君として斑目の元カレ(彼氏じゃ無いな、セフレ?)が登場です。綺麗な頭の良い(ま、外科医だしね)子。
寄りを戻したくて、斑目に戻るように脅しをかける。
坂下は、…

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愛してないと云ってくれ 小説

中原一也  奈良千春 

男臭い攻めが神

初めて中原一也の作品を読みました。
医師の世界に嫌気が差した受け。なぜだかドヤ街に開業。生活も医療環境もままならない中でも孤軍奮闘しながら生活しているんだけど、日雇の患者に「清潔に」とか「安静に」とか無理でしょー
甘ちゃんすぎ。世間知らず過ぎ。と萎えたものの、攻めの斑目がええ男。
正義感?から情報と引き換えに身体を差し出す展開はちょっとムリヤリ気味ですが、受けも最初からまんざらでもなかったん…

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溺れた純愛 小説

中原一也  高嶋上総 

非キワモノ

まず表紙絵。
そしてあらすじのダイオウイカ。
意味がよくわからないながらも読んでみたのだが。
これは驚き!

どう言えばいいんでしょう?
まず冒頭が、漁船の甲板上で巨大ダイオウイカに絡みつかれ、身動きが取れない青年の描写です。
これは遭難なのか、事故あるいは(例えば)クマに襲われるといった事件なのか?
しかし、イカの10本の腕は巧みに動き回り、ある腕は青年の服を脱がせ、ある腕は青年…

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はだれ恋 ~拾われ男の妄想~ 小説

中原一也  小山田あみ 

はだれ=まだら 

薄雪の斑を表す春の季語「はだれ」には、寂しい意味合いの和歌が多い。
でも、冬が去り、春が来ていることを示す季語。
寂しく冬枯れしていた主人公の了に、やっと春が訪れる物語。
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はだれ:
「はだれに」はナリ活用の形容動詞「斑なり」の連用形
雪がはらはらと降るさま。雪が薄く積もるさま。また、その雪。はだら。
〔名〕 「はだれゆき(━雪)」の略。《季・春》
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斑な恋、という題…

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淫獣~媚薬を宿す人魚~ 小説

中原一也  小山田あみ 

人魚ではなく くじら

数人の男に追われて、崖から海に飛び込んだ追われる男
そして、
いい匂いがする、ずぶ濡れで店に入ってきた美貌の男性・久白
くしろ➡くじら ダジャレっぽいネーミング。
そして、美貌の男は「人魚ではなく 俺はくじらだ」という

鯨からとれるお香の原料に、甘い香りがする「龍涎香」があるので、それが原案なのかなー、と想いながら読む。

・・読み進んでいくと、やっぱり鯨だった。

人の祖先…

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