木下けい子さんのレビュー一覧

由利先生は今日も上機嫌 コミック

木下けい子 

可愛い大人達の純愛

 
 攻めは我が儘で捻くれ者、でも可愛くてどんな発言も許せちゃう魔性の作家・由利先生。受けはそんな先生の男嫁、健気でちょっと天然な担当編集者・六車くん。

 この作品の最たる萌えポイントは、“昭和”。
 昭和ならではのレトロな雰囲気が、線が細く淡い絵柄の木下さんによって見事に表現されています。何より二人の服装がたまりません。由利先生の着物姿の色気大放出具合ったら……!

 そして六車くんが初々しい…

4

キスブルー KISS BLUE 2 コミック

木下けい子 

切なさをもっと~

確かどこかで切ない系の作品オススメに挙げられていた気がしまして、2冊続けて読みました。ので、1と2合わせての感想です。

想いは通じていないのに身体だけつなげてしまう二人、というのは今も昔も(??)切なさのタネとなるネタなわけで。それが親友同士だったりなんかしたらなおさらです。なんですが、そこまででも無かったです。皮膚がヒリヒリする位のを期待して、しすぎました;;
良いところは、二人ともいか…

2

隣の彼 コミック

木下けい子 

ご近所付き合いに胸キュン

ちょこちょこと出てくる方言にも萌えます。
BLの部分も好きですけど、BLなのに、BL要素のない部分がとても好きな作品です。

ストーリーは、大学のため田舎(長野)から東京に出てきた松田(受け)とアパートの隣室に住む八乙女(攻め)の、引っ越しソバを渡すという“ご近所付き合い”から始まります。
何回か、八乙女の帰りが遅くなる日に、隣の部屋の松田がはなちゃん(八乙女と暮らす小さい女の子)を預かる…

2

普通のひと 小説

榎田尤利  木下けい子 

普通ってなんだろう

半分だけ再読です。
この本は以前に文庫「普通の男」「普通の恋」として出たものの再版です。
もし両方持っていたら、二冊まとめて発売&書き下ろしってどんだけって思うところですが、幸い?私は前者しか読んだことなかったので無問題。手に入らなかった後者も読めて大満足です。
うっかり新刊で買って(千円越え!)懐は痛みましたが、ぜんぜん後悔してないよ。うん。

この作品はマイノリティに転がる葛藤という…

6

巡り合うよベイビィ コミック

木下けい子 

巡り会うよベイビィレビュー。

ディアプラスさんはワリと明るいテンポの作品を生み出すので好きです。

切なくて透明感のある作風の木下けい子さん。今回はディアプラスさんだからか、妙に可愛い話だった。ゆっくり大事に育てていく恋って感じでキュンキュンした。

お話はバイトで家計を支えるしっかり者の空也が、仕事中に男同士のキスシーンを目撃してしまうトコから始まります。片方に見覚えがあると思ったら、それは空也が通う高校の教師だった…

2

君によりにし コミック

木下けい子 

君によりにしレビュー。

タイトルは歌から引用…。歌の意味を知って更に切なくさせられた。

和風な雰囲気BLで、静かな色っぽさと透明感が堪らない作品。
ハードではない、だけどふとした台詞が凄く重い。雰囲気エロス漂う作品。

主人公 大和にとって亡くなった大学教授の父親の助手・小野寺さんの印象は、綺麗だけど変わった人。
「息子さんですか、よく似てらっしゃいますね」とか、父親の事に対し、何故彼が不可解な言葉を口にす…

1

わが愛しのドクター コミック

木下けい子 

わが愛しのドクターレビュー。

好きです係長!を読んでから木下さんの年下攻話に胸がキュンキュンするんですけど…コレは恋ですか?年下攻に恋してます。

世界の注目を集める天才科学者・七原広海は生活能力ゼロの天然ダメ男博士。クールで辛口な有能助手・一ノ瀬は、そんな博士に絶賛片想い中!

攻が物凄い世話焼きキャラでした。片思い中だし、下心…がありそうに思えるんだけど単に面倒見が良くて「いい人」なんだと思う。
「同じパンツを3…

2

恋雪 小説

砂原糖子  木下けい子 

そこまですれ違わせなくても。。。

砂原さんのいじわるぅ~~~!!
と叫びたくなる位すれ違いまくりの2人がかわいそうで
もう勘弁してあげて、と何度叫んだか。。。

田舎の島で唯一の同級生で、友達以上の関係もあった湊が
東京で演劇をやっている成明を訪ねて来た時
湊はいまでも成明のことが好きなんだ、ってのが伝わってくるのに
成明の気持ちがいまひとつわからなくて
というか、明らかに田舎ものを馬鹿にしたような態度に
ちょっ…

3

好きです係長! コミック

木下けい子 

好きです係長!レビュー。

タイトル通りだよ!大好きだから追いかけちゃうんだよ!
年下攻です。というか部下が係長を好きで好きで好きで好きなんですって話です。
木下さんというと「キスブルー(全2巻)」の親友同士、学生同士の恋の歯痒さを凄く巧く描く人ってイメージがあったのですがリーマンモノも良いね。素朴な絵柄と独自の温かいテンポに惹かれます。何より今回年下攻だし!ときめくー。

大人の恋なのに学生みたいな猪突猛進アタック…

2

スローリズム 小説

杉原理生  木下けい子 

掛け違えたボタンを直すまでの時間

スローリズム。。。
確かに、この2人の関係の進む速さは「スロー」なんですが
そんなおっとりした語感よりももっと重くて硬い何かを
2人して抱え込んでしまってて
それで、ゆっくりとしか物事が進んで行かない、って印象のお話でした。

高校受験の時から親しい矢萩と水森は
社会人になっても、その親しい関係は変わらないんですが
それには、ゲイである矢萩が水森に言った
「おまえだけは絶対好きに…

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