洸さんのレビュー一覧

捜査官は恐竜と眠る 小説

  有馬かつみ 

好きな子をイジりたい男

アメリカが舞台の刑事シリーズの一作。
主人公は、恐竜の化石を発掘している古生物学者・サイラス。
発掘中に化石ではない人間の白骨を見つけてしまい…と始まります。
捜査にやってきたのがFBI捜査官のリン。
被害者はリンの指導官だったハリスで、リンは必死に聞き込みをするも砂漠でスーツ、女のように綺麗なリンは周囲の協力を全く得られない。
サイラスとも気が合わず反発ばかりだが…
…という感じの典…

0

ろくでなし刑事のセラピスト 小説

  新藤まゆり 

ケンカップルというにはアダルティで

あらら、意外と評価が…
私はすごく面白いと思いましたよ!
本作はアメリカが舞台のタフな刑事シリーズの一作。
今回はフィラデルフィア市警の刑事・アダムが主人公です。
アダムは妻との離婚問題を抱えて過剰捜査で停職となり、復職のために規則でカウンセリングを受ける…という冒頭。
カウンセラーは市警所属の精神科医・シン。
反抗的で挑戦的なアダムの態度に真っ向から対峙してアダムから一目置かれるシン…

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パーフェクトな相棒 小説

  亜樹良のりかず 

気は優しくて力持ち、なバディ

アメリカが舞台のタフな刑事シリーズ。
今回は、ボストン市警の刑事たちが主人公です。

日系人のケンの新しい相棒は、アーリントンから異動してきたマイク。
慎重派のケンに対して、直感行動型のマイクは今ひとつ息が合わない。
そんな時不動産業の女性が殺され、疑わしいギャングの溜まり場に調査に行った2人だが、ケンだけ拉致されラリった下っ端にレイプされてしまう…
思った以上に精神的ダメージを負った…

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深く静かに潜れ 小説

  長門サイチ 

甘さとエロさとハードの融合

表題作と、その後の「熱く淫らに潜れ」の2編構成。

「深く静かに潜れ」
主人公は潜入捜査官のアレン・ミラー。
今回シカゴの麻薬組織に潜入するにあたって、初めてチームを組むDEA(麻薬取締局)の剣崎トーヤが今ひとつ信頼できず…
…という冒頭。
しかし、かなり序盤であっさりと剣崎の身体能力と強い精神力に惹かれるものを感じて…みたいな展開になっていきます。
アレンは組織のボスに近づき、剣崎…

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黒猫はキスが好き 小説

  みずかねりょう 

怪盗ダークキャット参上!だにゃん

「黒猫はキスが好き」とその後の「黒猫は誘惑する」の2編構成。

「黒猫はキスが好き」
主人公は一匹狼のNY殺人課刑事・ローガン。
行きつけのバーで発砲に巻き込まれたローガンは、彼の援護をした時に怪我を負ったアジア系の魅力的な男の手当てをした後、別れ難く思わずワンナイト。
レイと名乗る他は何も語らない彼に特別な感情を抱いていくローガン。
そんな時、美術品だけを盗む通称「ダークキャット」の…

1

緑の楽園の奥で 小説

  宗真仁子 

優しい緑の森にいだかれて

造園会社の2代目、父親と違うイギリス仕込みの庭園を得意とする森河竹流が主人公。
広い庭を造り直すという顧客との打ち合わせで出会ったその孫の美貌に惹きつけられ…と始まります。
森河は勿論ノンケで、女性には全く不自由のないモテ男。
なのに第一印象の良くなかった羽城にどんどんのめり込む自分を自覚。
しかし羽城は両親を事故で目の前で亡くしており、心に深い傷を負っていてどんなに森河が話しかけても心を…

2

灼熱のカウントダウン 小説

  小山田あみ 

No Title

近未来でテロが多発する世界観の特別捜査官同士お話。

恋愛より事件の比重が大きいストーリーなのですが、肝心の事件部分の描写をチープに感じてしまい、あまり楽しめませんでした。
設定がそもそも緩いのですが、楽しめなかった原因は設定より描写だと思います。
描写が足りないと言えばいいのでしょうか。起きたことを述べているだけで臨場感が無く、盛り上がるはずのシーンもイマイチ盛り上がれませんでした。

0

記者と番犬 小説

  佐々木久美子 

愛犬は名犬

幼馴染もの、再会もの、とくればなぜか多いのが「年下ワンコ」。
本作もソレです。
小さい時はいつも守ってあげていた泣き虫のアイツが俺よりデカくてイイ男になって現れた!
…っていうヤツ。
この場合、年上の秀一(週刊誌記者)がノンケなので、すぐにBL展開にはなりません。
逆に、負けず嫌いの秀一がなんでも年下の多岐(駆け出しのカメラマン)と張り合ったり先輩風を吹かせたりで態度が悪い。
その上ノ…

0

副業でヒーローやってます! 小説

  麻々原絵里依 

やっぱり好きです。

2018年の作品です。元気が欲しい時に読んでいます。読み返すたびに「好きだなあ」と思わされる作品です。なかなか素直になれない受けと、まっすぐな攻め様に萌えます。
受けの三崎の心情が丁寧に描かれていて、何度自分の心を否定しても、やはり藤堂のことが好き、彼に惹かれる気持ちを抑えられないというところが好きです。
攻めの藤堂も、まっすぐで、懐が大きくてとても良い人です。ふたりには、幸せになってほしいで…

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常夏の島と英国紳士 小説

  みずかねりょう 

英国紳士はハワイでも紅茶がお好き

洸先生のアメリカシリーズ作。
シリーズとはいっても、舞台がアメリカなだけでそれぞれ独立した作品となっています。
事件ものがお好きな方ならどのシリーズも楽しめるかも。

こちらの作品は、アメリカはアメリカでも少し離れた南の島・ハワイ州が舞台。
主人公であるダンは日系人ではありますが、4世,5世の時代のようなので…外見に若干の日本ルーツがあるアメリカ人といった感じの人物像です。
そんなハワ…

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