テクノサマタさんのレビュー一覧

沈まぬ夜の小舟(上) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

大好きなお話

みかな先生のサイトの頃から「これを紙本で読みたい!」と、切実に思っていました。何度も後戻りするので。
創ちゃん。不憫。もうちょっと上手く生きていけないのか?と、何度も思うのだけど。母親は多分、生きるのに必死だった。父親は我が子の扱いが酷い。だから自己肯定感が低すぎて。なんでこんな方向に行ってしまうのか?と、何度も思った。
高野先生がしっかり愛してあげられるか・・・と、思っていたら、伏兵?の瀬越…

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沈まぬ夜の小舟(下) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

私にはドンピシャでした

自称夜明けの腐女子で、不憫薄幸受けが大好物なのですが、今まで読んだ中でかなりの上位に来る不憫薄幸さんです。しかも「こんな境遇でも頑張るぞ!」みたいな強さもなく、ただ、自分の境遇を受け入れるし、優しくしてくれる人はみんないい人に見えちゃって、そんな優しくしてくれる人にこんな顔させるのは自分が悪いからだ、と考えちゃう、チョロくて優しい17歳の子が受けさんです。

読んでいてここまで辛くなるのは久し…

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旅の道づれは名もなき竜 小説

月東湊  テクノサマタ 

これは、治療。

謎の黒い霧に国ごと滅ぼされた国の唯一の生き残り。
『救いの子』として神殿で大切に育てられながら何もできずに一人生き残ったことで、仇を討つことだけが生きがいで旅をしていた青年シルヴィエルが主役の物語です。

人を喰い殺す乱暴な竜の一族が全て滅ぼされ最後の一匹は勇者が刺した『英雄の剣』によって大地に刺し抜かれたまま500年以上生き続けていました。

シルヴィエルが勇者の剣を台地より引き抜き自…

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honey 小説

雪代鞠絵  テクノサマタ 

とにかく見てください!!!!

表紙に一目惚れしてしまい購入させていただきました。表紙だけだと分かりづらいかもしれませんが、色んな方に見ていただきたい作品です。

登場人物は14歳のとき両親が亡くなり一人となった雪村史緒、史緒の親と遠くとも繋がりがあった医者の久保貴志の2人です。

史緒は14歳のある日、父親を事故により失ってしまいます。母親も精神を病み病院で亡くなってしまいました。葬式で向けられるものは同情の声と、&q…

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金平糖の海 沈まぬ夜の小舟 after story 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

ドキドキしました!

沈まぬ夜の小舟の上巻下巻を読んでから楽しめます。
完全書き下ろしの電子限定で初読みなので発売までとても楽しみにしていました♪
内容は、結構びっくり!でも創の優しさが出ているのかな。
そしてうまーくまとまっています。満足(^-^)

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沈まぬ夜の小舟(上) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

何度も読みました

商業作品になる前から何度も読み、この本が発売になって感無量です。
いつ読んでも創が健気で泣けます。

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旅の道づれは名もなき竜 小説

月東湊  テクノサマタ 

この作品に、出会えて良かった

578年間「英雄の剣」で刺されて動けなかった竜と、その剣を抜いたシルヴィエルが出会ったことで始まる物語。

最初は竜を信じられず、常に疑いを抱いていたシルヴィエルでしたが、だんだん交流が深まるにつれ、竜に信頼や愛情を寄せるようになります。

その過程がとても好き。

お互いに同じような背景を抱え生きていた彼らは、お互いの「弱み」や「他人には見せない部分」をさらけ出し合って打ち解けていき…

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沈まぬ夜の小舟(下) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

幸せになってくれてありがとう…

下巻も途中まで辛い展開が続いて、まだ続くのかこの苦しみは…という気持ちでした。
早く高野に助けを乞えばいいのに、と何度も思いました。
高野だって創に何らかの気持ち、少なくとも安らぎを感じているのは確かだったので、状況を話せば必ず助けてもらえるのに…ともどかしくて堪りませんでした。

瀬越には酷いことをされたり言われたりしましたが、創の気持ちに共感していたからか、瀬越の隠れた気持ちに気付いて…

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沈まぬ夜の小舟(上) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

幸せになって欲しい…

試し読みの直感と、評価の良さに購入を決めたのですが、読んで良かったです。
まだ上巻読了直後ですが、非常にはまり込んで読み終えました。

初めて読む作家さんの作品ですが、心理描写がお上手で受けの創の気持ちにシンクロしやすかったです。
かなり不憫な生活環境で、それでも他人に頼れず一人で生きていこうとする姿に胸が痛みます。
なんで自分ばかりこんな目に…って弱音も吐きますが、好きな人に会えた日は…

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沈まぬ夜の小舟(下) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

たどりついた幸せに感動しました

最後まで読んで、ああよかったぁと言いたくなる物語でした。

上巻に続く完結編です。

けなげに頑張る少年 創くんを癒しにしていた瀬越先生が、創の恋の成就にひと肌脱ぐ少々お節介だけどやさしいお兄さんという位置にいたならいい人で終わったのに、自分がどん底に陥った時に側にいた優しくて甘やかしてくれる天使の創くんに縋り傷つけてしまった行為は許しがたいことです。
それでも、創は逃げずに受け止め立ち…

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