火崎勇さんのレビュー一覧

誰が袖 (タガソデ) 小説

火崎勇  中村春菊 

良かったぁぁ

ちるちるさんの貸本サービスを利用して五冊借りましたが、正直四冊まではスカでした(すいませんw)
でも勿論、タダで五人ぶんの作家さんを実験的に読めるのはありがたいのです。とくに私は、気に入った作家さんの本を大人買いするタイプなもんで。表紙買いどころか、あらすじ買いもあまりしたことがない。

で、この一冊は、キました。火崎勇さんは初読みの作家さんだったんですが、あと二、三冊試してみて、好みなら大人買い…

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五つの音 小説

火崎勇  よしながふみ 

冷めてるようで、じつは情熱的

タイトルの「五つの音」とは、「あ・い・し・て・る」です。
その意味に捕らわれすぎて大事な人に言えなかった、という後悔。
でもそれを認めたくない主人公・鵡川。
やり手アドマン・鵡川はヘッドハンティングされた会社で、昔の恋人・久遠と再会する。
高校卒業時、一方的にひどい別れを告げ、未練はなかったはずなのに。
再会したら、なぜか久遠が欲しくてたまらない。
俺様な鵡川は、なんとか久遠を手に入れ…

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荊の鎖 小説

火崎勇  麻生海 

荊の鎖

ホテルの御曹司の主人公は、大学卒業と同時に捨てた恋人が結婚すると知って途端に独占欲がわいて…?
みたいな話です。
かーっときた攻め(主人公)はそのまま受けのことを監禁しちゃうんですねー
しかし攻めが暑苦しい…!!!!
こんなに愛されたら…うーん(;・ω・)
話の途中で監禁から解放した後、攻めが「一度でいいからあいつの職場を見てみたい」って車で見に行ったり…
それ純粋な気持ちなようで犯罪…

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彼氏の彼 小説

火崎勇  祐也 

こういうのもありですね

全然期待しないで読んだのに面白かったです!

主人公はうっすらと「俺ゲイかもなぁ~」と思っている男性、伊丹。
女の子と付き合った経験もあるものの、自分の心がときめく相手は男だと自覚しています。
とはいえまだ男性相手の経験があるわけではなく、積極性はありません。

そんな彼が、ある日同僚の小野という男に「俺ゲイなんだ」ってカミングアウトされちゃいます。

これってつまり、伊丹としては…

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一秒でも世界は変わる 小説

火崎勇  高群保 

熱血な新人デザイナー

憬れのデザイナーがいる代理店に入社できた受の新人デザイナー。でも、その憬れの君がなんともいいかげんな男だった、なんてところから話は始まる。
攻である憬れのデザイナーから、初対面でからかわれて素直になれなくなってしまった受。しかも、攻はあまり仕事に熱心そうに見えないのに結果は出すから、同じデザイナーの受としては打倒・攻の日常を送ることに。
でも、ホントは攻がデザインした作品についてなかよく語りた…

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愚か者の恋 小説

火崎勇  有馬かつみ 

依存度が高い作品だとおもいます

義兄とは言っても、元々の血が繋がっているわけではないですし、籍も別々なので、若干想像と違うなというところから物語に入ります(苦笑

幼い美久は、母親に捨てられます。預けられた家で喜んで受け入れられるわけもなく。そんななか、温かい手を差し伸べてくれた唯一の存在が、真意だったんですね。
義兄っていうのは、母親が、「この家の当主に犯されて出来た子供です」といわれて、つれてこられたからであって、真意…

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コンクリートを破って 小説

火崎勇  宮本佳野 

短くてもエロ満載、さすがピアス

ずっと好きだった三海が失恋してぼろぼろになったところを拾った囲。ずっと思いを封じ込めコンクリートになりたいといったのに突然現れた三海に告白しすがりつく・・。
表題作「コンクリート・・」もよかったのですが、なんと言っても同時収録されている、短編「眠れる花」がとてもよかったですよ。
「理性では決して答えを出せない狂おしい恋心」もう胸が苦しくなるほど切ないお話でした。
ということで、「眠れる花」を…

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悪辣で優しい男 小説

火崎勇  稲荷家房之介 

ややこしい男の、どこにほれた!

悪辣で酷い男だけど、弱気です。強気の攻めのはずなのに、好きになってくれるはずがないと最初から及び腰。ああしたらよかったのだろうかといつも反省してます。
しかも、反省はまったくいかされず、事態は悪化の一途を。斐川とうまくいかず、斐川に似た顧客をつい口説いてしまい、余計話はややこしく。
斐川には、不破に遊びで抱かれたと勘違いされ、職場で避けられるし、顧客からは自分を愛しているといったのにと責められ…

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