笠井あゆみさんのレビュー一覧

アディショナルデザイア 小説

谷崎泉  笠井あゆみ 

汐月さんにお見合い話が!

ちるちるさんに初めてレビューします。
毎度、笠井あゆみ画伯のポップな表紙が素敵な今作。初めて紙本買ってみました。いつもは電書です。文庫と比較して大型本だからこのお値段なんですよね。そう思うと電書で買うのは損だったのかな。

それはさておき、あらましは既に他の方がレビュー済なので、スルーさせていただくとして、今作の3話の1話目が、音喜多を恋情込みで敬愛する愛すべき大型犬、警察キャリアの汐月のお…

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天才画家になりそこなった友へ 小説

七緒夕日  笠井あゆみ 

無念

笠井先生なのでマストバイ。受けも攻めもなかなかシンクロできず、最後まで読み切るのがちとしんどかったでした。めんどくさい人たちの恋話が好きな方なら、もっと評価違うかも。本編320Pほど+あとがき。

美大を卒業、デザイン会社へ就職し配下の者もいるようになって、しんどい状態。彼女ともなかなか会う時間が取れずにいるのですが、大学の同窓会には行く予定にしています。というのも大学時代に親しくしていて、今…

8

春淫狩り ―パブリックスクールの獣― 小説

高月紅葉  笠井あゆみ 

最高!

高月先生の少し固く捻りのある文章が、パブリックスクールのクラシカルで伝統的な空気感にぴったりでした。
季節感を表す描写も美しいイメージが浮かびました。
笠井あゆみ先生の絵はいつも眼福ですが、
若き英国紳士も大変素晴らしかったです!
(服があってもなくてもw)
ローレンスとクリフが英国紳士たるが故に
長年気持ちをひた隠し、それがキツネ狩りという闇の伝統を通して結果的に想いを通じ合わせてい…

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狐がひとりじめ -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

完成形

先生買い。大好きなシリーズですが、今回なぜかハマらなかったなー。常識人なつもりの私にとっては、瑞人がNGだったからかな。瑞人どこへ行くという気持ちになった本編230Pほど+あとがき。

何だか井伊家からの攻撃がましましになっている弐式家。せっかく予定していた弐式家夏休みの旅行も、その井伊家からの攻撃の関係で巫女様が行けなくなり、あわや中止かとなりかけたのですが、有生と慶次と、巻き込まれた勝利と…

4

天才画家になりそこなった友へ 小説

七緒夕日  笠井あゆみ 

理解はできないけど納得はできる

話の入りも面白いし、画家志望だった直樹が苦悩しながらも納得のいく作品を描き上げていく様相は臨場感がある。その過程で湧き上がる2人のBLも、突発的でありながら起こるべくして起こっていく展開に引き込まれました。

かつての親友と再会し、再度呼び起こされる画家への憧憬をベースに関係を深め合っていく情景描写や心情描写、丁寧にじっくりストーリーを追うリアルなアプローチが秀逸。少し重めのテイストに見合った…

5

死んだはずのお師匠様は、総愛に啼く 小説

墨尽  笠井あゆみ 

中華だけど読みやすい!

中華ものは難しいというイメージがありましたが、さくさくと読みやすく、あっという間に読了しました

登場人物一人一人に味があり、主人公との関係もそれぞれに違っていて、楽しんで読むことが出来ます

総愛っぷりは文句なしですし、主人公の可愛さもしっかり描かれています
オススメしたい作品です
続編期待してます

2

天才画家になりそこなった友へ 小説

七緒夕日  笠井あゆみ 

作中登場する絵画の色や形が目に浮かぶ。主人公が燃えたたせる絵への情熱など、描写力がすごい

主人公・直樹は一度は画家の道を諦めますが、大学時代の友人で人気画家になった麻人から二人展に誘われて、再び闘志を燃え立たせます。

だからこそ、二人展のための絵を描く際には麻人の才能に嫉妬したり、自分の才能に疑問を抱きつつ苦しむなど、精神的にも戦いがあります。

まさに自分自身と正面衝突するようなひりひりした主人公・直樹の心理描写や、
作中登場する絵画の色や形が目に浮かぶような描写力が素晴…

5

3月22日、花束を捧げよ 下 小説

小中大豆  笠井あゆみ 

感動

ほんとに、感動しました!!リアルに、普段bl小説を買うことは少ないのですが書店で見てなんとなく買ってみたらドハマリしました!!
この作品はMediaミックス化されるべき作品だと思っております!!故人的に…。
上下巻一気に読んだらもぉ、喪失感とそゆうのが一気にきました。報われてほしい、でも、うまくいかないそゆうジェットコースターのような感情が毎回つづくので心臓に悪かったです笑でも、読んでそんは絶…

3

天才画家になりそこなった友へ 小説

七緒夕日  笠井あゆみ 

芸術家のボーイズラブ

一読するとBL色以上に成長ヒューマンドラマのテイストが強い印象ですが、芸術家は作品と人柄でニコイチになっていて切っても切り離せないと改めて実感し、「やっぱり当作品はまごうことなくボーイズラブなんだなぁ」と深く感じ入りました。

多かれ少なかれ創作をしていると、プロにならない自分には価値がないんじゃないか、愛されないんじゃないかと落ち込んだり、今つながってくれている人も創作しなくなったら離れてい…

5

天才画家になりそこなった友へ 小説

七緒夕日  笠井あゆみ 

途切れた友情を辿る、10年間の執着

良かった…!
と、思ってこちらを覗き、星(評価の)にびっくり。。そうかあ。。

芸術やスポーツものなど、努力や才能、運、人脈…そういったもの全てが
求められる厳しい世界に身を置く人々の物語が、とても好きです。

ライバル心、嫉妬、葛藤、挫折…青春ものの中に多く出てくる要素だけれど、
大人になってからだって、決してそういう感情とは無関係ではいられない。

絵画を軸に、いろんな感情が…

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