C.S.パキャットさんのレビュー一覧

叛獄の王子 小説

C.S.パキャット  倉花千夏 

重厚なストーリーと作り込まれた世界観

ストーリー展開、世界観、キャラクターどこをとっても褒めるしかないくらいの作品でした。BL的な恋愛でなく、国の外交内政、王位継承権争いなどがっつりストーリーが読みたい方におすすめです。翻訳ですが、洋書感はそんなに無いと思います。セリフでなく文章の言い回しに多少感じる程度。
以下、読むか読まないかの判断に必要そうな部分の追加情報をネタバレにならないと思われる程度だけ書かせていただきます。

後に…

0

叛獄の王子外伝 夏の離宮 小説

C.S.パキャット  倉花千夏 

本編のその後とサブカプ達のお話

詳しい内容はすでに他の方達ので書かれているので、個人の感想を。

本編の最後がカストールを倒したとこでプッツリと終わっているので、もう少し後日談が読みたいと思ってました。
痒いところに手が届く感じで、特にローレントの戴冠式まで読めるとは嬉しい内容でした!

主役の2人のお話は、2人がラブラブで、非常に幸せな内容でした。
特に布商人チャールズのお話が良かったです!
まさか、レイメンの正…

2

王たちの蹶起~叛獄の王子3~ 小説

C.S.パキャット  倉花千夏 

ひたすらに圧巻!!

1巻の翻訳の読みにくさに耐え、登場人物の名前の覚えにくさに耐え、恋愛の気配すらない過酷なストーリー展開に耐え、ストーリーはどんでん返しに次ぐどんでん返しが続き、厳しい状況下での、やっとここまで来た感のあるラブシーン!!
読者もストーリー展開に一喜一憂しながら読みつつ、そんな中でひとつふたつ出てくるラブシーンは、まさにご褒美で、読者も登場人物も耐え忍んだ中での甘々は格別です!
最初から最後まで甘…

2

高貴なる賭け 叛獄の王子2 小説

C.S.パキャット  倉花千夏 

攻めと女性のラブシーンが…

攻めが3人(か、それ以上)の女性と子作り(?)するラブシーンが萎えます。
描写はほとんど無いと書いてる人もいますが、それなりの描写はあります。
例えば「彼女はデイメンの上で、のたうつように身を震わせて激しい絶頂を迎えた」とか、
「二度目はもっと開いて身を任せ」というように、いくつかの描写が書かれています。
2人目と3人目の女性は攻めに体を密着させる描写までです。
個人的には地雷というより…

1

叛獄の王子 小説

C.S.パキャット  倉花千夏 

翻訳の文章がすごく読みにくい

(3巻読了後の追記です。1巻で挫折した人は結構いるのではと思いますが、何とか堪えて読みきって欲しいです。翻訳は2巻以降だいぶ読みやすくはなってきます。私自身、1巻冒頭の展開がよく把握できず、訳も分からずとにかく読み進めてやっと…という感じでしたが、もう2巻からラスト3巻まではどんどん嵌っていきます!物凄く練られた作品なので、ボリュームもかなりあり、複雑に物事が絡み合います。しかし、3巻を読み終えた…

0

叛獄の王子 小説

C.S.パキャット  倉花千夏 

JUNEのような濃厚な世界観が◎

読み始めたら止まらないほど面白かったです!
一気に読んでしまいました。
想像より重厚で官能的な小説でした。
BLというよりJUNEな濃厚な世界観にハマりました。


一巻では策略が蔓延るヴェーレという国での宮廷劇が舞台の中心でした。華美な宮廷文化の中、王族や貴族間等で高度な策略合戦が日常繰り広げられます。高度な策略と肉体美饗宴という対を成すものが共存しているヴェーレという国が興味深かっ…

2

王たちの蹶起~叛獄の王子3~ 小説

C.S.パキャット  倉花千夏 

何度もハラハラ 強く美しく冷徹な受け最高

兄に裏切られ奴隷にされた王子×冷徹超絶美形王子

まず奴隷にされるのが攻めっていうのにびっくり。表紙見たらたしかにそうだった!
絵も大変美しいので、姿を思い浮かべて読み進めるバッドエンドだったら受けの王子に肩入れしすぎてて辛そうだから読むのやめようかなと思うほどに。(チラッと最後読んでからまた戻ってしまった)のが楽しかった!

1〜3巻までかなりボリュームあるのに読み始めたら寝れなくて夜…

1

叛獄の王子外伝 夏の離宮 小説

C.S.パキャット  倉花千夏 

本編の脇役たちの良さが光る一冊

表題作は、本編には入りきらなかったデイメンとローレントのその後です。
私個人としては、本編三部作の終り方で満足感があったので、表題作のその後の二人については予想通りとういか、あるなら読むけど無くてもいい、と思いました。もちろん楽しみましたけどね。表題作だけなら萌評価を付けていたと思います。

それがひっくり返ったのが同時収録の『色子語り』でした。
このお話の主役・アンケル、誰だっけ?と正直…

5

叛獄の王子 小説

C.S.パキャット  倉花千夏 

読んでよかった

3巻まで既読でのレビューです。

全て読むのに非常に時間がかかってしまいました…内容がしんどい!10ページ読んではひいひい言って休憩して…なんとか読み終わりました。次々と生死を争うような試練や、周りの人達の死などが襲ってくるため、精神が健康な時に読むべき本ですね。

読書好きには非常におすすめです。映画化してほしい…とても読み応えがありました。伏線の回収が見事で、最後までえっ、そういうこと…

4

叛獄の王子 小説

C.S.パキャット  倉花千夏 

M/M要素を期待したけど、日本のBLと大差ない歴史系BL

「叛」=敵対・謀叛。
高い評判の海外作品だから期待したけれど、歴史系BLで日本のBLと大差ない凌辱系の痛いBL。著者は訪日歴ある日本のBLファン。
M/Mではないので、マイノリティへの取り扱いに深みが無い。

★アキエロスの王子デイメンは、
父王を殺害した異母兄が、「デイメンは死んだ」と偽りヴェーレ国の性奴として移送する。隣国ヴェーレで敗戦国の王族とバレたら、死刑。奴隷になった訳は、3…

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