時瀬こんさんのレビュー一覧

運命の王子と幸福のシュガーパン 小説

桜部さく  時瀬こん 

パンの香りがしてきそう

運命的な出会いをしたふたりがトントン拍子にうまくいくお話、という感じでした。
いろんな事がうまい具合に起きるBLの世界でも
なかなかない程の偶然だったりトラブルだったり。
そこに萌えもあったけれど、うまくいき過ぎると戸惑ってしまうものなのだなと感じました。

恵は仕事に対して熱い思いがあり、恋愛に積極的で容姿はふわっと中性的っぽく可愛らしい感じ…というのは伝わってきたのですが
なんだか…

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運命の王子と幸福のシュガーパン 小説

桜部さく  時瀬こん 

もうちょっと読みやすければ…

ピュアでひたむきなラブストーリーのようだけれど、なんとなく受け攻め両者掴みどころがない印象が残りました。

祖父が営むパン屋を継ぐべく、一人で必死にお店を守る恵。車の運転が苦手で、練習がてらのドライブ中に車が故障してしまいます。そこにたまたま通りかかった大手自動車会社のエンジニアをしている大岸が助けてくれて……

ノンケの大岸とゲイの恵が、恵に生じたトラブルを解消してくれたり、そのお礼をし…

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運命の王子と幸福のシュガーパン 小説

桜部さく  時瀬こん 

文章のクセが気にならなければ

食いしん坊ゆえに、ついに食べ物を扱う設定がコミックスよりも格段に多い小説にも手を出してみました。
パン屋さんですよ。ワクワクします。

関東地方だけれど、東京への通勤圏内としては少し厳しい。
そんな地方都市で祖父と一緒にパン屋を営む恵(めぐむ)は、真冬の寒空の下、途方に暮れていた。
車の運転の練習に出たはいいけれど、思いがけない故障で身動きは取れず、携帯の充電も切れて、凍死を覚悟したとこ…

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運命の王子と幸福のシュガーパン 小説

桜部さく  時瀬こん 

快適な温度で心地よい物語

作者さんの「やさしくそっと、近づいて」が好みだったので、こちらも読んでみました。

主人公は、田舎と郊外の中間といった感じの街の、祖父が営む昔ながらの親しみやすい、街のパン屋さんの後継ぎ。

そんな彼が恋するのが、車の故障時に、親切にも色々助けてくれた自動車メーカーのエンジニア。
ちょっと無骨で、女性関係に疎い、いわゆる理系男子と呼ばれるタイプのいい人です。
実は超高スペックという設定…

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運命の王子と幸福のシュガーパン 小説

桜部さく  時瀬こん 

超ポジティブ

試し読みで冒頭、脚本みたいな文章だなという感想ですが、読みやすそうなので購入。

キャラクターや設定は好きなタイプのものでした。それぞれの仕事に対する姿勢も好感が持てましたし。そこらの描写は問題なし。
でも心情や展開があっさりすぎますね。コクとか深みとかが無いのが残念です。文章は確かに読みやすかったのですが、物足りないと感じなくもない。

あとは…主人公が対人の感情の機微を、ほんの少しの…

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