竹@松さんのレビュー一覧

スイーツキングダムの王様 小説

砂原糖子  二宮悦巳 

王道………のはず。

大企業の御曹司 × 美少年高校生

というBLの王道ど真ん中の設定なのに、ぜんぜん王道に見えないのは何故でしょう; やはりキャラクターwのせいなのでしょうか。

攻めの杏藤は御曹司ですが、超箱入り(これには事情があったのですが)のため言動が宇宙人です。
受けの珠希は高校生でも、経験豊富(これにも事情が…)。スレた子でした。

……完全に立場逆転です。
御曹司×美少年なら、オレ様な…

0

鮫島くんと笹原くん コミック

腰乃 

その考えはなかった(゚Д゚)

前々から気になっていた腰乃さん……
お名前はよく聞くのですが、機会がなかった><
今回、書店で新刊を見つけて即買いしました!!

結果…… 作家買いしそうな勢いです!!!
本当に面白かったです!!!

鮫島くんは私が読んできたBLの中でも最強のヘタレです。
「決めるときは、決めます!!」 という帯。
合ってますよ。合ってますけどね><
帯は最後まで見なければいけませんね。

14

キスができない、恋をしたい 小説

崎谷はるひ  街子マドカ 

バカっ子に飼い主をw

バカのため迷子になった子犬ちゃん(たぶんチワワ)を超エリート飼い主が拾いました。

と、いうイメージが読んでいる間ずっと頭の中でぐるぐるしてました。

憲之に叱られて落ち込むたび、脩の犬耳+シッポがシュン…となるんですw(イメージです)
で、誉められたり、頭なでなでされたり、「かわいい」って言われるたび、耳がピーンと立って、シッポをチョロチョロ振ってw(もちろんイメージです)

な…

1

愛が欲しい愛が欲しい コミック

田中ボール 

おっ! 可愛いい感じのBL発見、って……重っΣ(゚Д゚)!!

このキラッキラッした表紙からどう予想しろと;

表題作他、短編が一つ入ってます。

表題作は
蒼太 …… 青春ワンコ
零 …… トラウマ姫
真弓 …… トラウマ王子(のちヘタレ?)
いすず …… マジ天使!!
の4人(2カップル)の青春群像ストーリー(あらすじより)。

互いの寂しさを埋めるように、体だけの関係を続けていた真弓と零。その現場を零の幼馴染み、蒼太に目撃されて…

2

職業、王子 小説

砂原糖子  小椋ムク 

初めてのアラブ!

作者様の初めてのアラブものだそうです。実は私もアラブものは初めてでした〃

BLアラブというと傲慢なアラブの王子(攻め)に純真な日本人(受け)が無理矢理……
みたいのが定番ではないでしょうか? 読んだこと無いのですが;

はっきり言って、この設定が苦手だったんです。無理矢理~は、いいとしても(?) アラブ王子って何ぞや(-Д-)って感じでした。
ですが、今回は大好きな砂原先生の著作…

4

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

泣かずにいられるかぁぁぁぁああああ!!

「BLアワード2010」にノミネートされたというので、今までレビューを迷っていましたが、思い切って書くことにします!

レビューを迷っていた理由は二つ。
もう既に多数の素晴らしいレビューがあり、私なんかが書いても蛇足にしかならないのでは? と思ったのが一つ。
そして、もう一つは、感動のあまり言葉が出ないからです。

感情面だけでなく物理的に・・・。本当に涙が止まらない。今も、こうしてレ…

6

幸せになるのさ! コミック

雲之助 

神しかないのさ!

うわぁ~。幸せだなぁ。すごく楽しいなぁ。好きだなぁ。幸せ過ぎると泣いちゃうんだなぁ。

って、思いました。

すごく平凡なバカップルの最高に幸せな日常報告を聞いている感じです……。

↑意味わかんないですね。すみません。
読んだ直後なので、ちょっと頭が整理できて無いみたいです;
でも、この感動を一刻も早く伝えたかったんです〃

本当にいい話です! かわいい話です!! 幸せな話で…

2

夢じゃないみたい 小説

渡海奈穂  カキネ 

何度も迷いましたが「神」にします!!!

線野(受け)視点の本編と、棚澤(攻め)視点の番外編が入ってます。

この話、本編だけだと棚澤の性格がイマイチ分からない(--;)
元妻の浮気、上司との不倫というダブルパンチで、底辺まで堕ちているのはわかりますが……
騙して住所聞き出すし、勝手に居座るし、なんかやな奴という印象だったのですが、どうも違うらしく。
本来は優しくて、頼れるリーダータイプだということが番外編でやっとわかりました(…

3

獅子は獲物に手懐けられる 小説

榎田尤利  志水ゆき 

足の折れたガゼルに魅力を感じるか、ということ。

ちょっと、本文の感想からはズレた内容になってしまいますが、
「ガゼル」というのは、本来群れで行動する動物です。
ですが、本書の「ガゼル」は足が折れていて、一人で取り残されている。
というより、自ら「置いていって」と願い出たようなものかもしれません。

立派な自己犠牲です。

そのあたり、私としては全く人間性を感じない場面でした。
では、何処を持って、「神」としたかというと、勝手に感…

3

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

泣くために読みます。

最初の一文。

「さみしくてさみしくて気が狂いそうだったので、犬を飼うことにした」

衝撃でした。頭をぶん殴られたようです。
本書は何度も読み返しているのですが、その衝撃は、薄れるどころか、二度、三度と読み返すたびに、ますます強さを増して心を揺さぶられます。

ここに出ている言葉はみんなある意味反語なんですね。
「寂しい」から「傍にいて欲しい」「愛して欲しい」
その最初の「寂しい…

13
PAGE TOP