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14/18(合計:172件)
今井真椎 雨隠ギド
マキヲ
ネタバレ
しまった。ヤンデレ苦手なのに読んでしまった。完全なチョイスミス oyz と言いつつ、魂を感じる作品でなかなか面白かったです。ただ、最後まで菅谷の真意がさっぱり分かりませんでした。深沢と吉田の過去ははっきりと真実が語られましたが、菅谷については伏線や想像ばかりで何も明かされていないんですよね。引っ張りまくった挙句、なんというか…結構フツーの人?みたいな。 こういう展開だと最後に良くも悪く…
小中大豆 CJ Michalski
タイトルとあらすじにかなり惹かれたのですが…むう…期待した内容とちょっと違いました。二人の出会いは運命的ですが、ランジェリーへの熱い思いを胸に仕事に取り組む若手社員と、彼をしっかりと支える上司の、結構イイ話です。ベッドシーンは期待どおり下着プレイで萌えましたが、全体的にもっとエロティックな展開を読みたかったなぁ。 CJ Michalskiさんのイラストを初めて拝見しました。…こう、素朴という…
椎崎夕 佐々成美
すれ違いや勘違いから生じる切なさは嫌いじゃないです。嫌いじゃないですが、6年間もお互いにむしろ嫌われていると勘違いしたまま肉体関係だけ深くなってウジウジ悩むという展開は、読んでいて疲れました。2004年の作品か…当時はこういうのも新鮮なお話だったのかな~。二人のお仕事に関する描写や、車いすの知識などはとても興味深く読みました。 たった一言確認すればいいのに…と思いつつ読んでいたので、クライマ…
高岡ミズミ 竹美家らら
職を転々としたのち、その美貌を活かして資産家の愛人をしていた藍川が、高校生時代に片想いしていた同級生・矢代と再会し、恋人として居場所を見つける物語です。 硬派で朴訥とした青年ながら藍川をちゃんと見ている矢代は良い男ですね。一方の藍川は、意地を張って大切なものを諦めてしまうという儚い一面があるのかなと思いました。外見と違って不器用なところもありそうですが、矢代のそばでもっと素直に、正直に生きら…
北瀬黒 タカツキノボル
従兄弟同士の10年を経た再会モノです。新人大賞の作品なのでハードルを下げて読んだのですが、それでも評価は「中立」というところかなと…。タカツキノボルさんの素敵なイラスト(特に口絵!)に★1プラスです。 二人は、10年間、幼い頃からのお互いの恋心以外の接点はなかったのに、再会した途端に研究室で濃厚なセックスが繰り広げられてビックリしました。色々と会話している割にセクシュアリティについて言及され…
比奈咲カオル 小椋ムク
ある特殊な経緯から無職状態の青年・凡と、彼がアルバイトをすることになった研究室の天才農学者・能勢との物語です。 小椋ムクさんのふんわりしたイラストと爽やかな風景が目に浮かぶようなゆったりした序盤の雰囲気とは裏腹に、二人のバックボーンと後半のお話はシビアというかリアルというか…意外な展開でした。それ自体は嫌いではなかったのですが、二人の恋模様以外の情報量が多くて肝心の萌えをあまり感じることがで…
火崎勇 街子マドカ
うーん…なんだか惜しい作品でした。コーヒー好きとしてはちょっと残念。 松崎が高波に惚れちゃったことは読者にはかなり早い段階で分かる(というか、あらすじですでに分かる)ので、後はどうやって二人の距離がぐっと縮まるかというのがポイントになると思うのですが、そこで炸裂する松崎の勘違いと暴挙に呆れてしまいました。百年の恋も一気に醒めるというのか…。高波はそんな彼を受け入れる、器の大きい青年ですねぇ。…
樋口美沙緒 高久尚子
樋口美沙緒さんの小説は結構好きで、この作品はCD化もされていて表紙絵にも惹かれたのですが、期待しすぎだったようです。 設定と展開が強引なのはサスペンス風味の作品なので多少は目をつぶるとしても、種明かしまでの持って行き方と落とし方が…上手く言えないのですが、コレジャナイ感が拭えませんでした。 北川先輩は展開上は確かに必要なキャラクターなのですが、トライアングル・ラブと銘打つほどの存在では…
砂原糖子 ヤマダサクラコ
「センチメンタル・セクスアリス」に登場したカメラマン・日和佐を主人公にしたスピンオフ作品です。「センチメンタル・セクスアリス」がとても好きで砂原糖子さんも好きな作家さんの一人なので期待して読んだのですが…あれー??萌えどころがイマイチ分かりませんでした。 印象として、千夏史の亡くなった兄・由多夏と日和佐との過去の恋愛のほうが重く(むしろ、こっちを読んでみたい)、いま現在の千夏史の感情はかなり…
木原音瀬 よしながふみ
なんというか、木原音瀬さんの面目躍如といいますか…。詐欺師まがいのクズ男・山村が、転がり込んできた遺産目当てに厄介な従弟・宏国の面倒を見ることになるところから物語が始まります。 宏国は、言葉も分からなければ文明的な生活や習慣も一切身についていない本当にガチの野生児で、読んでいて山村と一緒にヘトヘトになってしまいました。クソ真面目な文体でとんでもないコメディーを読んでいるような不思議な気持ちに…