chikakumaco
αでもβでもΩでも無い、新たなバース性の設定という新しい世界観。謎解きのスリルにも似た期待が膨らみます。
とにかく怖い。顔をシャシャッと線で潰したカットとか。塗り潰された台詞。吹き出しで見えない絵とか。とにかく底知れない恐怖を煽る。
ところが…。うーん。怖いだけ?みたいな。圧倒的な説明不足によって、物語は進行して行く。
司は財閥の三男で、自身でも会社を興している優秀なαの筈だった。だが、その…
◆「調教上司」藤峰式 先生
あ⁈ と言ってる間に「褒めると伸びます」改題「調教上司」は完結。
あまりに呆気なかったので、拍子抜け。これはもう、コミックスになって描き下ろしに期待するしか無いんだけど、1巻の描き下ろしも大した事無かったからどうなんだろうね。
調教自体は、「褒められるとイク」様になる、という最初の設定はワクワクしたし、そういう躰になっちゃった藤田は、ビッチを卒業して恋を知り、金岡…
幼馴染の維人が愛らしいので、こんなはた迷惑野郎に成長するとは思いもよりませんでした。
優しくてカッコいい圭一に小学生の頃から思慕を寄せていた維人は、年頃になって、圭一が彼女を家に連れてくる様になると、自分の想いが決して叶う事は無いのだと、その失恋を自己完結して圭一に会う事なく地元を出てしまう。
燻った想いを拗らせた維人は、大学生にもなると立派なビッチに成長し、好きでも無い男と爛れたセフレ関係を…
いやはや。無防備な為に襲われがちなΩは、ピンチの時には助けて欲しいじゃ無いですか。
ギリギリ助けないって何なの⁈ 蒼士‼︎
先輩に抱かれている様子をただ見守る。見つめているって、変態か⁈
さすがに後半、街を彷徨って 望まないモブに襲われそうになった時には間に合いましたけど‼︎ 母親とのトラウマありきでグダグダする蒼士にはホントにイライラしました。好きだと言ってはしつこくストーキングするくせに…
うーん…。一巻が好きで。何度も読み返していて。ものすごーくワクワクしてたので、少々ガッカリしました。期待大き過ぎてごめん、って読み手側が謝らなくちゃならない案件かとも思う。それに。絵が雑。雑過ぎる‼︎ もちろん 文川じみ先生の絵は、そのユルッとさが魅力だったりもするんだけど。そういう事では無い。忙しくて手を抜いたのかと思わせる程に雑なのだ。終盤に向かってハラハラする程にその雑さは顕著になって行く。…
ちょっとホラーめいた設定である。
初恋の日本人形に似ている、というので佐久に執着する伊勢。日本人形は祖父の持ち物だった。幼ない伊勢はその人形を外へ持ち出した際、失くしたと言う。それ以来見ていないという、人形の顔にずっと恋を募らせているという。その事自体がとても不気味なんである。
伊勢を魅了するだけあって、佐久は出会う男たちに執着される。その事にイラつき執着する伊勢。佐久と日本人形との間に何か縁…
人類最後の αとΩ。晴川シンタ先生の新作!というので、とっても楽しみに連載を追っかけていて。エンドまでガッツリ読んでしまっていたんですが、ややモヤついてしまったので、描き下ろしで補足していて下さるかと期待していたんですが…。期待は見事に裏切られてしまいました。ええ。少々下品ですけども、言ってしまいたい。「金返せ!」と。
晴川先生のキャラデザは黒髪イケメン攻め、きゅるるん可愛い子受け、と相場が…
これはもぅ、是非小説版を読んで頂きたい!と言うか、読まないと分からないのでは?と、思いました。
結構物凄い執着愛の果て、というドッロドロに常軌を逸した関係性と。特に父である菫親の異常な愛執がキモなんだけど。「え⁈ そんな事まで⁈」っていう。そこをザックリ省いてしまっている様な本作。
特に前半は、朝幸が謀略に堕ちて行くまでを描かれている筈なんだけど。そこもサラーっと。実にサラーっとなぞっているの…
好きな人とするエチだけが、きっと幸せで気持ちいいこと。って言うのは分かるんだけども。
いやいやいや…、攻めのノンケ設定は何処へ⁈ という。結構無理矢理な結末。
自称セックス恐怖症のあざと可愛い天然煽り受けの瑞希に散々っパラ振り回される陵太。
来るべき恋人との円満セックスライフの為に、この恐怖症を克服したいと、陵太相手に練習を挑む瑞希。感じまくる瑞希に煽られて満更でも無い陵太。え?彼はノン…
そもそも最初から不穏なのだ。
上下巻でパート分けされ、上巻で謎を。下巻で一気に謎解きを、という一見ミステリー仕立て。
注意深く読むまでも無く。そこかしこにパーツは散りばめられている。
まず、連載当初から大袈裟に振りかぶった煽り。幼ないまま現れた「葵兄ちゃん」。
若返りしたのか、成長が止まる病気なのか。某コナン的な事なのか? などと本編中にも書かれているが、これはそう「思わせる」にはちょっと…